北沢トンネル本体の完了へ 本年度事業概要 国道349号幸久橋を撤去(県常陸太田工事事務所)

[2019/7/10 茨城版]
 県常陸太田工事事務所(高野亨所長)の本年度の事業概要によると、主な事業は引き続き国道349号「那珂常陸太田拡幅事業」で道路改良舗装工事や橋梁付属物設置工事を実施するほか、東日本大震災で被災し通行を禁止していた幸久橋の撤去工事を行う。国道293号「常陸太田東バイパス」は第3号橋の橋梁上部工事や道路改良工事、交差点改良工事などを計画。国道461号「水府里美拡幅」は、北沢トンネル(仮称)の年度末の工事完了を目指して工事を進める。

 本年度の主要事業は、国道349号の「那珂常陸太田拡幅事業」で道路改良舗装工事延長360mや新源氏橋、三才跨線橋の橋梁付属物設置工事延長150mをはじめ、幸久橋の旧橋撤去工事を計画している。

 この事業は、暫定2車線で供用していた那珂市杉地内から常陸太田市瑞龍町地内までの区間を4車線化するもの。事業区間全体は延長1万0400mで、このうち常陸太田工事事務所は延長6900mを担当する。

 12年度から拡幅事業に着手し、14年7月には三才町から金井町までの1300mを、15年3月には金井町から中城町までの800mを、17年6月には中城町から馬場町までの1040mを、18年8月には幸久大橋を含む那珂市額田北郷から常陸太田市磯部町までの3010mを供用した。

 全体事業費は約133億円を見込み、このうち常陸太田工事事務所の担当する区間は126億円を投じる。残区間は磯部町から三才町までの650mと、最も北側となる瑞龍町の100mのみで、18年度末までの進捗率は88%(常陸太田工事事務所の担当区間は87%)まで進んでいる。

 国道293号「常陸太田東バイパス」は、常陸太田市街地の渋滞緩和や常陸太田工業団地へのアクセス向上などを目的に、1993度から整備を進めている。2004年11月にはたそめ団地から常陸太田工業団地までの1860mを、15年7月には国道293号現道から常陸太田工業団地までの2940mを供用し、はたそめ団地から東側の区間が完成した。

 常陸太田東バイパスの全体計画は8990mで、全体事業費は約214億円を見込む。18年度末の進捗率は57%で、本年度は引き続き用地買収をはじめ、道路改良工事延長130mや交差点改良工事350m、地盤改良工事160m、および第3号橋(仮称)の橋梁上部工事延長221mを計画する。

 国道461号「水府里美拡幅」は、上高倉町から国道349号折橋交差点までの区間の幅員が狭く、道路も屈曲して交通の障害になっていることから、常陸太田市上高倉町~折橋町で拡幅整備を進めている。全体計画は延長7200m、幅員8~11mで、総事業費は約120億円を見込む。

 01年度に国補事業の採択を受け、05年7月に坂下工区の900m、07年8月に湯草工区の1100m、13年1月に圷・馬次工区の720mを供用。15年5月には下高倉・折橋工区の高倉橋を含む140mを供用し、16年8月には圷・馬次工区の1080mを供用して縦軸全線を供用している。

 引き続き、17年度からは下高倉町から折橋町までの横軸3.4kmの工事に着手し、現在は北沢トンネル(仮称)の本体工事を実施している。トンネルは延長1581m、全体幅員8mで、16年3月から設計に着手し、NATM工法を採用して本年2月から掘削工事を開始した。本年度はトンネル本体工事とトンネル設備工事を進め、20年3月15日までのトンネル工事完了を目指す。

 県道下土木内常陸太田線は、日立市の国道6号から県道日立笠間線を結ぶ常陸太田南部幹線道路(仮称)の一部を担い、また通学路としても重要な路線だが、現道が幅員が狭く円滑な通行に支障をきたしていることから、高萩工事事務所管内の日立市工区(延長1200m)と合わせて全体延長2780mの整備を進めている。

 常陸太田工事事務所管内は延長1580mで、04年から12年度は県単事業で、13年度からは交付金事業の採択を受けて整備している。これまでに16年3月には現道拡幅区間の406m、17年3月には現道拡幅区間の210mとバイパス区間の460mを供用し、18年3月には現道拡幅区間の64mが供用した。18年度末までの進捗率は84%まで進んでおり、本年度は延長440mの道路改良舗装工事を実施する。

 一級河川「浅川」の総合流域防災事業は、常陸太田市松栄町の副堰橋(常陸那珂港山方線)から同市大方町の浅川橋(国道293号)までの区間、延長2600mについて、治水上の安全性を確保することはもとより、自然豊かな河川環境の形成、美しい水辺風景の形成、安らぎのある水辺空間の形成などを目的に河川改修を進めている。

 1996度に国補事業の採択を受けて事業に着手し、総事業費は22億6000万円を見込む。2018年度までの進捗率は44%。本年度は、排水樋管1基の調査や設計を委託する。

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