県内と市内の2者JV みなみ学園増築・改修 要件緩和し一般競争(笠間市)

[2019/7/17 茨城版]
 笠間市は11日、「みなみ学園義務教育学校整備工事」の条件付き一般競争入札を公告した。入札参加形態は2者JVで、今回は競争参加資格の要件を大幅に緩和し、代表者は建築一式工事A等級で県内に本店を持つ特定建設業許可業者、構成員は同じくC等級で市内に本店を持つ建設業許可業者などとする。共同企業体協定書関係書類や入札参加資格確認申請関係書類は26日まで担当課に持参して提出し、8月7日に開札したあと市議会で工事契約の承認を得てから着工し、21年3月12日までの工期で施工する。

 競争参加資格ではこのほか、代表者は建築一式工事の年間平均元請完成工事高が10億円以上あり、09年度以降に公共工事でRC造、SRC造、S造(重量・軽量)のいずれかの構造で延べ2000平方m以上の建築物の新築、増築または改築工事を元請として施工完了させた実績などを設定。構成員については、建築一式工事で年間平均元請完成工事高が5000万円以上あることなどを求めている。

 みなみ学園義務教育学校は、南小学校と南中学校を統合して17年4月に開校した小中一貫校。現在は施設分離型で、1年生から5年生までの5年間を南小校舎(南吉原)、6年生から9年生までの4年間を南中校舎(北吉原)に通っている。

 それぞれの校舎は直線でおよそ300mほどの距離にあるが、別の敷地では不便なことも多いことから、市は校舎の一体化を計画。南中の敷地内(3万9556.11平方m)に低学年用の校舎を増築するとともに、あわせて中学校校舎棟、体育館がそれぞれ30年が経過していることから老朽改修を実施する。

 南中の既存校舎棟は1987年の建築で、RC造2階建て延べ2000.14平方m。また体育館は1989年建築のRC造平屋921.62平方mで、いずれも新耐震基準で建築された。増築する低学年用校舎棟はRC造3階建て、延べ1796.07平方mで、このほか駐輪場をS造平屋44平方mと66平方mの2棟、および体育器具庫をS造平屋40平方mの規模で新築する。増築棟の基本・実施設計および中学校棟、体育館改修の実施設計は、横須賀満夫建築設計事務所(水戸市)が策定した。

 工事は建築工事や電気設備工事、機械設備工事、外構および解体工事各一式を一括して発注する。工期が1年5カ月程度とタイトななかで、低学年用校舎の増築と中学校棟・体育館の大規模改修を行うことになり、また仮設校舎を使用しないで既存施設の改修も行うことから、工程管理は難しいものになると見られる。市は本年度の当初予算に、20年度まで2カ年総額10億8134万円(19年度4億1363万円、20年度6億6770万円)の継続費を設定している。

 なお、工事の際には地場産業の活性化を図るため、できる限り市内生産品を使用することを求めている。特に、笠間焼・稲田石・木材は笠間市内に本店を有するものから調達するよう努め、工事の一部を下請けさせる場合にも業者育成のため、市内業者へ発注するよう努めることを要求する。

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