9月ごろに事業者募集 子育て拠点施設西側 施設導入基本計画を策定(古河市)

[2019/7/24 茨城版]
 古河市はこのほど、「子育て拠点施設西側における施設導入基本計画」を公表した。PPP/PFI手法を導入し、市が運営する子ども家庭総合支援センターのほか、病児・病後児保育施設、民間独自提案事業に係る施設の設置を予定している。19年度は審査委員会を設置するとともに、9月ごろを目途に民間事業者の募集を開始する予定。20-21年度に施設整備を行い、22年度の開設を目指す。

 施設整備のスケジュールは、現在事業者募集に向けた準備を行っているところで、まとまり次第、9月ごろに募集を開始する。20年1-3月で審査を行って事業者を選定し、基本協定を締結。3-4月ごろ事業契約を結び、7月ごろの事業着手を見込む。施設整備は22年3月までに行い、4月の供用開始を予定する。

 市では子育て拠点の整備に向けて、15年11月に「日赤跡地利用全体計画」を策定。古河赤十字病院跡地を東西の2つに分け、第1期整備として東側に上辺見保育所の移転改築工事を計画した。工事は17-18年度で実施して、本年4月に供用開始している。対象敷地面積は1万2930平方mで、このうち上辺見保育所用地には約7590平方mを充てた。

 「日赤跡地利用全体計画」では、第2期整備として跡地西側に子育てサポート機能や児童館機能を有する複合施設の整備を計画していたが、社会情勢や事業環境の変化などに伴い、「子育て拠点施設西側における施設導入基本計画」を策定した。そのなかで新たに、病児・病後児保育機能が加えられた。対象となるのは上辺見地内の敷地面積約5340平方mとなる。

 施設導入に関する検討方針は、▽市における子育て支援の強化・推進を具現化したものとする▽子育てに係る様々な課題に対応するものであること▽公有財産の利活用の最大化・民間活力の最大化を目指すものであること──とする。導入機能は、新たな子育てニーズを確認して精査した結果、「日赤跡地利用全体計画」で提示した子育てサポート機能と児童館機能のほか、病児・病後児保育機能を加えることになった。

 導入する施設の計画案は、市が運営する子ども家庭総合支援センターのほか、病児・病後児保育施設、民間独自の提案事業とする。子ども家庭総合支援センターでは妊娠期から子育て期にわたる総合支援や子ども家庭支援、虐待DV対策の強化、既存子育て支援機能強化、情報の共有・連携を図るほか、親子交流スペースを設ける。また事業者の創意工夫による民間独自提案事業や病児・病後児保育事業も考えている。また、利用者用駐車場は南側に15台以上設置するほか、屋内の親子交流スペースと連続性を持たせた屋外広場を設置する。

 事業方式はPPP/PFI手法の採用を想定しており、民間事業者に西側敷地を貸し付け、「古河市子ども家庭総合支援センター」を含む子育て拠点施設と民間独自提案事業を展開する施設を整備し所有する。子ども家庭総合支援センターは市が施設を借り受けて、直接運営する。PPP/PFI手法導入可能性調査を実施した結果、病児・病後児保育施設については事業敷地や事業収益、人材確保の観点から非常に難しいという意見が出されたため、現在は実現に向けて検討作業を行っている。

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