354号土浦BPで橋梁工事 本年度事業概要 SICアクセス道路を近く供用(県土浦土木事務所)

[2019/8/21 茨城版]
 県土浦土木事務所(猿田文彦所長)の本年度の事業概要によると、広域的な幹線道路網の整備や通学路など生活道路の整備、災害から県民の生命財産を守る河川整備事業、災害時の防災拠点としても活用できる都市公園の長寿命化対策、安全快適な交通を確保するための道路維持修繕をはじめ、つくばエクスプレス沿線の基盤整備を担っていくことなどを位置付けた。主な事業は、石岡小美玉スマートICアクセス道路や国道125号つくばバイパス、都市計画道路の新都市中央通り線面野井工区や宍塚大岩田線の事業を完了させるとともに、国道354号土浦バイパスは若松跨道橋の橋梁上部工事や木田余跨線橋の橋梁下部・上部工事を実施して、早期の事業完了を目指す。

 主な事業をみると、常磐道石岡小美玉スマートICアクセス道路整備事業では首都圏からの空港需要拡大と石岡市街地における国道6号の渋滞緩和を図るため、石岡小美玉スマートICと茨城空港とをほぼ直線で結ぶバイパスを整備している。

 全体延長は約9.6kmで、このうち西側の県道上吉影岩間線約5kmを県事業(うち土浦土木事務所の担当区間680m)で、東側の小美玉市道常陸平野空港線(仮称)約4.6kmを小美玉市事業で実施している。この東側工区の市事業についても、整備を県が市から受託している。

 27年度に事業に着手し、これまで大型構造物や軟弱地盤の改良など工期に長期間を要する工事を先行して実施してきており、2018年度末の進捗率は72%まで進んだ。本年度は跨線橋上部工事や道路改良舗装工事を実施して、9月21日には石岡市正上内の石岡小美玉スマートICから小美玉市竹原の国道6号までの約3kmと、小美玉市竹原中郷から三箇までの約1.2kmの計4.2km区間を一部供用する。

 国道125号つくばバイパス道路改良事業は、常磐道土浦北インターチェンジや筑波山地域へのアクセス機能の強化とつくば市北部の交通渋滞緩和を図るため、つくば市田中地内から寺具地内までのバイパスを整備している。

 全体計画は延長5320m、幅員25m(暫定2車線整備)で、総事業費は約75億円。1990年度から事業に着手し、2018年度末の進捗率は99%となっている。本年度は引き続き、県道つくば真岡線バイパスより西側の区間で道路改良舗装工事や道路舗装工事を実施して、年度内の暫定2車線による供用を目指す。

 国道354号土浦バイパス道路改良事業は、鹿行地域方面から常磐道土浦北インターチェンジへのアクセス機能の強化と土浦市内の渋滞緩和を図るため、土浦市若松町から手野町の延長約5.8km区間で整備を進めている。1991年度から事業に着手し、2011年2月にはバイパス区間全線が暫定2車線で供用している。

 引き続き4車線化整備を進めており、木田余跨線橋東交差点からおおつの団地入口までの延長2.9kmが完了したほか、手野地区の歩道整備も完了している。現在は、残る木田余跨線橋東交差点から若松町交差点までの延長2.4kmの整備を進めており、本年度は若松跨道橋の橋梁上部工事を実施しているほか、JR東日本に委託したJR常磐線を跨ぐ木田余跨線橋の下部工事もこのほど完了。引き続き上部架設工事を実施して、早期の4車線化を目指す。

 県道桜川土浦潮来自転車道線(つくば霞ヶ浦りんりんロード)は、旧つくばりんりんロードと旧霞ヶ浦自転車道を一体化し、日本一のサイクリング環境構築を目指した自転車道整備を推進している。総延長は約81kmで、このうち土浦土木事務所管内の区間は延長約44km。既に24kmは供用しており、残る土浦市6km、かすみがうら市14kmの計20kmも2000年度から自転車道整備を事業化している。18年度末の進捗率は40%で、本年度も引き続き自転車道整備工事を進めるほか、関連事業として休憩所の整備などのサイクリング環境整備を実施する。

 都市計画道路新都市中央通り線は、つくば市中心部からつくばエクスプレス沿線の各開発地区を結び、常磐道谷田部IC付近に至る延長約13.6kmの幹線道路で、これまでに約10.5kmの整備が完了している。現在は残る3.1kmのうち、面野井工区の延長1130mを整備している。

 面野井工区は06年度に葛城地区から県道土浦坂東線バイパスまでの事業に着手し、このうち260mは土地区画整理事業に伴って、葛城地区から東光台団地入口交差点までを13年7月に供用している。残り870mも構造物の設置や道路改良工事を進め、18年度末の進捗率は98%。本年度は道路改良舗装工事を実施して、年度内の全線開通を図る。

 都計道宍塚大岩田線は、土浦市宍塚地内から大岩田地内に至る延長5650mで計画し、このうち国道6号から土浦坂東線までの1161mは沿道の大型商業施設の開業にあわせて09年5月に、国道6号から反対側に土浦境線までの1080mも同9月に供用している。13年度からは、土浦坂東線交点より東側に延長362mを事業化した。

 この区間は幅員が狭小で歩道も無く、さらに1927年に架けられた国道354号高津橋の交差部に3.3mの高さ制限がかけられるなど、円滑な交通に支障を来たしている。迂回路の仮橋を設置して新橋の架け替えを進めており、2018度末の進捗率は95%。本年度は、道路改良舗装工事や仮橋の撤去工事を実施して事業を完了する。

 一級河川恋瀬川の河川改修事業は、石岡市やかすみがうら市など流域の浸水被害を解消するため、1940年度から河川改修を実施している。現在は、2014・15年の台風で中・上流部に大規模な浸水被害が発生したことから、16年度に国補事業を6.4km延伸して、中・上流部の浸水被害の解消に努めている。

 全体計画は延長16.8kmで、概算事業費は129億円。18年度末の進捗率は59%で、本年度は引き続き暫定対策となる現河川幅の中での河道掘削工事を実施するともに、用地補償を進める。

 霞ヶ浦総合公園と洞峰公園は、開園から30年以上が経過し公園内の各施設・設備が老朽化していることから、長寿命化計画に基づいて安全・安心対策事業を実施している。事業は14年度から着手し、本年度は霞ヶ浦総合公園で大・小体育館の空調設備の詳細設計の策定とパーゴラの更新を、洞峰公園でろ過ポンプの修繕と井水ポンプ小屋のの更新を予定する。

 つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業は、伊奈・谷和原丘陵部で清算事務や保留地の管理を予定。島名・福田坪地区は18年度末の進捗率が67.9%、上河原崎・中西地区は同じく53%となっており、本年度はそれぞれ造成や区画道路工事、物件移転補償などを実施する。

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