真弓トンネル、上曽トンネル完成へ 県道路整備プログラム 10年間の実施目標示す(県土木部)

[2019/8/23 茨城版]
 県土木部はこのほど、県道路整備プログラムを策定した。新たな県総合計画に基づき、国・県・市が実施する道づくりの基本的な方向と、事業中箇所の事業実施目標を示しており、計画期間は18年度から27年度までの概ね10年間。この中で県は、国道118号袋田バイパスや国道125号つくばバイパス、国道354号古河境バイパスなどを全線完成させ、市町村道も常陸太田市の市道0139号線や石岡市の市道B3760号線、桜川市の市道M2753号線などの計画期間内の完成を盛り込んだ。国についても東関道水戸線や圏央道4車線化をはじめ、国道51号の潮来バイパスや神宮橋架替、国道6号の牛久土浦バイパスや千代田石岡バイパスを継続して進めていく。

 このプログラムは、県政運営の指針として18年11月に策定した「県総合計画」に基づき、国・県・市が実施する道づくりの基本的な方向と事業中箇所の事業実施目標を示すものとなる。事業は県内で事業中の高速道路・国直轄事業、県および市町村の国補助事業(個別補助事業、交付金事業)を対象とし、今後、新たに事業化する箇所は事業化後に追加する。

 道づくりの基本的な方向としては、総合計画のチャレンジのうち「新しい夢・希望」や「新しい安心安全」に対応した施策を推進する。

 新しい夢・希望に対しては、「活力を生むインフラ整備と住み続けたくなるまち」を実現するため、東関道水戸線や圏央道4車線化の整備促進、新たなスマートインターチェンジの設置およびインターチェンジアクセス道路の整備など未来の交通ネットワークの整備を進めるとともに、都市機能の集約と地域間連携(コンパクト+ネットワーク)やバリアフリー化の推進による人にやさしいまちづくり、地域活性化のための自転車走行環境整備や快適で美しい街並みを形成する街路整備の推進による魅力あるまちづくりに取り組む。

 また「ビジット茨城~新観光創生~」の実現を図るため、案内標識の多言語化など外国人観光客の受け入れ態勢の充実による旺盛なインバウンドの取り込み、日本一のサイクリングエリアの形成を目指した総合的な整備や魅力的な道の駅の整備・活用による新たな観光資源の発掘にも取り組んでいく。

 新しい安心安全に対しては、「災害に強い県土」の実現のため橋梁などの老朽化対策や耐震化の推進、緊急輸送道路ネットワークの計画的な整備による危機に強いライフラインの整備を推し進める。さらには、「県民の命を守る地域医療・福祉」のため医療施設へのアクセスを向上する道路整備を推進して医療提供体制・地域保健の充実を図り、「安心して暮らせる社会」のため通学路における道路危険箇所の改善や交通安全施設の整備、道路の計画的な舗装修繕、路肩および法面などの道路除草で交通安全対策を推進していく。

 今後の事業箇所を見ると、県北地域は県の改築事業で国道245号久慈大橋(東海村、日立市)や常陸那珂港山方線(那珂市、東海村)、都計道安良川赤浜線(高萩市)に新規着手する。一方、国道245号那珂湊拡幅(水戸市、ひたちなか市)や勝田拡幅(ひたちなか市、東海村)、都計道十王北通り線(日立市)や鮎川停車場線(日立市)などは前期5年内の全線完成を目指す。国道118号袋田バイパス(大子町)や常陸那珂港山方線(常陸太田市)なども、計画期間内の全線完成を図る。

 市町村の改築事業は、常陸太田市が市道0139号線(幡町・真弓町)に新規着手して計画期間内の全線完成を目指すほか、ひたちなか市も佐和駅東西自由通路線に着手して期間内に完成させる。東海村は村道2267号線外(舟石川小・東海南中)に着手して、同じく期間内の全線完成を目指す。

 県央地区の県事業は、改築事業で大洗友部線(笠間市、茨城町)や石岡城里線(水戸市)、都計道水戸駅平須線(水戸市)などを前期5年で全線完成させ、国道123号桂常北バイパス(城里町・暫定)や国道355号石岡岩間拡幅(石岡市、小美玉市、笠間市)、都計道中大野中河内線酒門工区(水戸市)なども計画期間内の全線完成を目指す。

 市町村の改築事業は、水戸市の都計道梅戸橋桜川線や梅香下千波線(畑中工区)、赤塚駅西線、笠間市の市道南友部平町線や市道(友)2級5号線などを前期5年内で、水戸市の都計道赤塚駅水府橋線(堀2工区)や中大野中河内線(松が丘工区)、笠間市の市道来栖本戸線や小美玉市の羽鳥宿張星線(北)、(仮称)常陸平野空港線などを後期5年内での全線完成を目指す。

 鹿行地域の県事業は、国道354号(仮)北浦ICB区間(行方市)や都計道宮中佐田線(鹿嶋市)などを前期5年で、水戸鉾田佐原線(行方市)や水戸神栖線(行方市)などを後期5年でそれぞれ全線完成させる。

 市町村道は、鹿嶋市が市道0102号線など、潮来市が市道(潮)1級10号線などを整備して全線完成を目指す。また、国直轄も東関東自動車道水戸線(潮来IC~鉾田IC)や国道51号潮来バイパス(潮来市)、国道51号神宮橋架替(潮来市~鹿嶋市)の事業を継続して進める。

 県南地域は、県の改築事業で竜ヶ崎阿見線(牛久市)や美浦栄線北伸区間(龍ケ崎市)、江戸崎下総線(稲敷市、河内町)に新規着手して計画期間内の全線完成を目指すほか、国道125号の桜川バイパス(稲敷市)や大谷バイパス(稲敷市、美浦村)、つくばバイパス(つくば市)を暫定ながら全線完成させる。

 市町村の改築事業は、石岡市が市道B3760号線、つくば市が台町萱丸線(第2工区)、稲敷市が工業団地アクセス道路となる市道(江)1-22号線に新たに着手して、いずれも計画期間内の全線開通を目指す。国は圏央道の4車線化やつくばスマートIC(仮称)の期間内の完成を図るとともに、国道6号の牛久土浦バイパス(牛久市~土浦市)や千代田石岡バイパス(土浦市~石岡市)の事業を引き続き実施する。

 県西地域の県の改築事業は、国道354号古河境バイパス(古河市、境町)や境岩井バイパス(境町、坂東市)で、暫定ではあるが計画期間内に全線完成させる。都計道石下駅中沼線(常総市)も計画期間内の全線完成を目指す。

 市町村の改築事業では、桜川市が市道M2753号線を完成させるほか、桜川市の市道M4902号線や市道0115号線、市道0106号線、結城市の市道1468号線に新規着手して全線完成を目指す。国は圏央道4車線化をはじめ、新4号国道春日部古河バイパス(五霞町、古河市、境町)や国道50号の結城バイパス(結城市~筑西市)、下館バイパス(筑西市)、桜川筑西IC関連(桜川市)を継続して実施する。

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