建女ひばり会が発足 女性の入職促進へ 初代会長に柳瀬さん(茨建協)

[2019/9/13 茨城版]
 県建設業協会(石津健光会長)は12日、水戸京成ホテルで女性部会「建女ひばり会」の発足式を開催した。入会希望者114人のうち、73人が出席して設置要綱や新役員、事業計画などを決定し、建女ひばり会の初代会長には海老根建設の柳瀬香織さんが就任した。発足式終了後には基調講演と記念パーティーを開催し、発足を祝うとともに今後の建設業界での女性活躍に向けて機運を高めた。

 建女ひばり会は、建設業の就業者減少や若手入職者の獲得が厳しいことを受け、女性活躍の支援や業界発展に寄与することを目的に発足した。設立趣旨には女性就労者の確保をはじめ、女性技術者の情報共有や魅力度向上への情報発信、女性が働くための問題点の抽出などを盛り込んでいる。

 なお、名称にある「ひばり」は県のシンボルの鳥。建設業に従事する女性技術者が、春に天高く舞うひばりのように力強く羽ばたき、業界を盛り上げて活躍してほしいとの願いを込めて命名された。

 議事では、建女ひばり会設置要綱や役員選任、事業計画などを審議し、いずれも原案通り可決した。このうち、役員の選任では初代会長に海老根建設の柳瀬香織さんが就任した。

 また、事業計画には▽女性活躍に関する広報活動▽現場見学会・視察の実施▽女性活躍に関する勉強会・研修会などの開催▽発注機関および関連団体などとの意見交換▽会員交流会の開催──などを盛り込んだ。

 設立式終了後の基調講演では、建設産業女性活躍推進ネットワークの須田久美子幹事長が「建設産業における女性活躍推進について」と題する講演を行った。建設業における女性技術者の本音や現実、働き続けるコツなどについて、これまでの自分の経験などを踏まえて説明するとともに、「男性と女性がいて普通の社会であり、現場という組織にも男性と女性の技術者が両方いて当たり前」などと述べた。

 続く記念パーティーでは、柳瀬会長があいさつに立ち、建女ひばり会の設立趣旨などを説明したうえで「建設現場で働く女性の立場から、安心して長く働ける環境づくりを目指し、より多くの女性が活躍する機会を得ることは、女性の入職促進と建設業界の発展につながると考えている。今後は業界発展に向けて尽力したい」と会長就任の決意を表した。

 続いて、石津会長は「女性部会の発足は、協会としても大変頼もしく感じる。柳瀬会長を中心に女性の活躍の場を広げていくのは、業界の発展にもつながると思っている」などと述べ、今後の活躍に期待した。

 来賓からは、宇野善昌県副知事が「女性が活躍できる職場をつくっていくことが、担い手確保の原動力になると思っている。建女ひばり会が大きく発展し、女性が活躍できる職場に変わっていくことを期待している」、常陸河川国道事務所の原田昌直所長が「建女ひばり会の皆さまには、現場で気付いたことがあれば指摘してもらい、より良い社会資本整備や災害対応などで多大な力を発揮することを期待する」などと祝辞を述べた。

 その後、関係者らで新部会の船出を祝うとともに、今後の発展を祈念して乾杯した。

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