「S-Gallery」の起工式 にぎわい創出に期待(境町)

[2019/9/14 茨城版]
 境町のまちかどギャラリー「S-Gallery」(仮称)の新築工事の着工に先立ち、12日に現地で起工式が催された。橋本正裕町長や倉持功町議会議長らを来賓に迎え、町幹部職員や工事関係者、地元住民の代表者ら約60人が出席し、参加者全員で工事の無事を祈願した。ギャラリーは隈研吾氏が設計を手がけた町内4つ目の建築物で、20年3月の完成、翌4月のオープンを目指す。町では現在建設中の研究開発施設「S-Lab(仮称)」と併せて、まちのにぎわい創出の相乗効果を期待する。

 工事に係る神事は、隈研吾建築都市設計事務所の行本昌史設計室長が斎鎌を、橋本町長が斎鍬を、施工を担当する中和建設の中村和夫代表取締役が斎鋤を担い、厳かに執り行われた。

 まちかどギャラリーは、地方創生推進交付金を活用して整備する。建設場所は坂花町の敷地面積489平方mで、建物の規模は木造平屋、面積117平方m、工事費は8300万円を見込む。晩年を境町で過ごし町にゆかりの深い画家、粛粲寶の作品を常時30~50点ほど展示する予定だ。

 敷地内には同じく隈氏が設計を手がけたワインと干し芋の研究開発施設「S-Lab(仮称)」(木造平屋、357平方m)も建設中で、2つの施設の相乗効果による町の魅力発信を図る。両施設の敷地面積は1224平方mで、施設の間にはシナジー広場を設けて、くつろぎの場とする。駐車場は、近隣に土地を確保して整備する予定だ

 起工式のあとあいさつに立った橋本町長は、「このギャラリーは道の駅さかいから徒歩圏内にある。完成後には多くの人が訪れ、かつてのにぎわいを取り戻せればと期待している」と述べ、「あらゆる縁があって建設されることになった。また多くの関係者や地元の皆さんの理解があって、着工することができる」と感謝した。

 続いて、倉持議長は「この施設ができることで観光の拠点となり、町なかを回遊する人が増えるだろう。これにより町をピーアールするとともに、町の活性化を図る。ギャラリーを皆さんに愛される施設となるよう、文化度が高まる施設となるよう育てていきたい」と期待した。

 最後に中村代表取締役は、「さかい河岸レストラン『茶蔵』に続き、境町のシンボルとなるギャラリーを建設できることはたいへん嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいだ。工事に当たっては、喜ばれる施設となるよう皆さんの協力を得て無事故で工期内に完成させ、期待に応えたい」と意気込みを語った。

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