空港アクセス道路 整備委託料を増額 医療センター改築へ 管理棟解体で交付金(小美玉市補正案)

[2019/9/19 茨城版]
 小美玉市は開会中の市議会第3回定例会に、7億4271万円を追加して本年度の総額を243億8087万円とする一般会計補正予算案を提出している。主な内容は、茨城空港アクセス道路整備の県委託料を前倒して計上するとともに、小美玉市医療センターの建物解体に係る交付金を予算化した。このほか、竹原小学校の外周道路新設改良工事費などを盛り込んでいる。

 広域幹線道路推進事務費には、茨城空港アクセス道路の法面湧水対策や残土処分、使用材料の変更などで工法の変更や改修箇所の追加が生じたため、広域幹線道路整備委託料4億3000万円を増額した。議案ではこのほか、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の支援対象道路となる市道小10916号線の19年度道路整備事業について、原契約額2億4540万円に4億3000万円を増額し、変更契約額を6億7540万円とする工事委託契約の変更契約案も提出している。

 市は石岡小美玉スマートICと茨城空港をほぼ直線で結ぶ茨城空港アクセス道路を、県と分担して整備している。全体延長は約9.6kmのうち、東側の約4.6kmを市が担当し、整備は県に委託している。市は東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、早期供用開始を図るため事業費を前倒して計上し、あわせて契約金額を変更する。市の事業費は概ね30億円が見込まれており、今回、残事業費を計上したことで予定する事業費は全て予算化される。

 小美玉市医療センター経営改革事業費には、医療センター病院建物解体費等交付金として5641万円を計上する。新病棟建設の敷地を確保するため、現病棟の後ろの管理棟を解体し、MRIなどの医療機器も処分することから、この解体費用を市が負担する。医療センターは2月に、水戸中央病院などを運営する「医療法人財団古宿会」(水戸市、小野陸理事長)に譲渡され、現在は同法人が病院を運営している。

 譲渡契約によると、市が所有する病院の建物は無償譲渡、医療機器は無償貸与、土地は使用貸借とし、古宿会が新病棟の整備に要した費用の半分(15億円を限度)を市が分割交付する。また、譲渡した病院の建物解体などの費用は、これとは別に市が負担する。古宿会は20年度中に新病棟を竣工させ、開院する見通し。新病棟の開院後に旧病棟を解体する際には、改めて市がその解体費用を交付する。

 一般市道・排水整備事業費には、工事費1200万円や電柱・立木等移転補償費150万円を盛り込み、竹原小学校の外周道路(延長250m、幅員4.8~53.7m)の新設改良工事を実施する。あわせて、この路線を市道美1648号線として市道路線に認定する議案も提出している。

 このほか、各区公民館整備費補助金には公民館修繕に係るものに加え、大谷公民館新築に伴う補助金として1585万円を計上する。市庁舎維持管理費は修繕料257万円のほか、ローカウンター購入費577万円を新規計上。多面的機能支払交付金事業費には、長寿命化活動交付金分として1784万円を追加した。

 工事契約案は、小川文化センター耐震・改修工事を大貫・内藤JV(水戸市)と税込み4億9170万円で、玉里学園義務教育学校校舎新築工事を株木・鈴縫・鶴亀JV(水戸市)と同じく23億3750万円で契約する案を提出している。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.