「BEB5土浦」を認定 宿泊施設立地促進事業 補助金約1億円を支出(県観光物産課)

[2019/10/2 茨城版]
 県は9月30日、宿泊施設立地促進事業で「星野リゾートBEB5土浦」を第1号に認定した。この施設は、土浦駅ビル「プレイアトレ土浦」の3階から5階に開業を予定するサイクリングホテルで、事業主体は「アトレ」(一ノ瀬俊郎代表取締役社長)、運営主体は「星野リゾート」(星野佳路代表)が担当し、20年3月19日のオープンを予定する。県は補助金約1億円支出するとともに、今後も引き続き本県のフラッグシップとなるような魅力ある宿泊施設の誘致に積極的に取り組んでいく考え。

 県では訪日外国人の獲得や観光消費額の増加を図るため、本県観光のイメージアップにつながる宿泊施設の誘致活動を展開している。18年度には、宿泊施設の誘致促進を目的とする「県宿泊施設立地促進事業補助金」を新設し、今回、審査会の手続きなどを経て「アトレ」と「星野リゾート」の両者が連携したホテル立地事業を第1号として事業認定した。

 ホテルが立地する「プレイアトレ土浦」は、JR土浦駅ビル(地下1階地上6階、延べ1万6400平方m)を改装し、県内のサイクルツーリズムの拠点とするもの。18年3月には、1階と地下1階の一部を県が賃借して「りんりんスクエア土浦」を開業し、JR東日本子会社の「アトレ」を指定管理者に指定。以降も順次、レストランやフードマーケットなどをオープンさせており、第4弾としてサイクリングホテルを新たにオープンすることで全館グランドオープンを迎える予定となっている。

 星野リゾートが運営する「BEB5土浦」は、このビルの3階から5階に整備する。延床面積は約5000平方mで、客室のほかカフェ、ライブラリー、ショップなどのパブリックスペースを配置する。客室は3階16室、4階33室、5階41室の計90室とし、平均客室面積は約26平方m。料金は1泊6000円から(2人1室利用時の1人あたり、税別、食事別)とする。設計は、佐々木達郎氏(佐々木達郎建築設計事務所代表取締役)が担当した。

 宿泊施設立地促進事業補助金は、事業認定を受けた施設に補助対象経費の100分の5に相当する額以内(5億円以内)で補助金を交付する。また、県の観光イメージの向上に特に資すると知事が認めるものは、100分の10に相当する額以内(10億円以内)を支出する。

 交付の要件は、客室数が概ね100室以上で平均客室面積20平方m以上の国際観光ホテル整備法に規定するホテルの施設基準を満たすものなど。補助対象経費は、土地・家屋および償却資産の取得に要する費用の合計額に相当する額となる。

 県は認定理由について、▽県の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の中心にあり、「サイクリング王国いばらき」の拠点となる施設であること▽「アトレ」や「星野リゾート」という全国区のブランドが連携した事業であること▽本県の宿泊施設のフラッグシップとなり、観光の拠点として本県のイメージの向上につながる施設であること──を挙げていて、「この事業はつくば霞ヶ浦りんりんロードを核とした日本一のサイクリングエリアの形成に大きく寄与するものであり、国内外からのサイクリストに大いに喜んでいただけると確信している」と話している。

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