四中学区のコミセン建設 那珂市実施計画 那珂川河川敷に公園整備

[2019/10/9 茨城版]
 那珂市は、第2次総合計画に基づく19年度から21年度までの3カ年実施計画をまとめた。市の将来像である「人と地域が輝く、安心・安全な住みよいまち 那珂」の実現を目指して策定され、19年度の主要事業としては四中学区コミュニティセンター整備事業に着手するほか、「ひまわり幼稚園」の開園に伴い統合された公立幼稚園解体事業やかわまちづくり支援制度活用事業、教育支援センター整備事業、防災設備整備事業などを予定している。これらの事業費には、19年度に223億8088万円、20年度に232億7976万円、21年度に233億7200万円を投じる見込みだ。

 四中学区コミュニティセンター整備事業では、用地の選定や測量業務を行うとともに基本設計の策定に入る考え。市では中学校区ごとにコミュニティセンターの整備を進めてきたが、最後となる四中学区への建設事業に着手する。建設検討委員会を立ち上げて菅谷地区で候補地の選定を行い、決まり次第、測量作業を行うとともに用地の取得や基本設計の策定に入る見込み。

 公立幼稚園解体事業は、「ひまわり幼稚園」が4月に開園したのに伴い、統合された5園の旧園舎を解体する。仮設園舎だった横堀と五台のほか、老朽化している菅谷・菅谷西・芳野幼稚園の各園舎を解体する。

 かわまちづくり支援制度活用事業では、戸多地区の那珂川戸河原河川敷に公園を整備する。19年度はグラウンド整備工事に着手する予定。整備工事は2工区に分けて施工され、18年度には国土交通省常陸河川国道事務所で河川敷の基盤整備に着手した。19年度には残りの基盤整備工事を行い、工事終了後には国でモニタリング調査を実施する。

 整備場所は那珂西大橋下流左岸で、整備面積は約6ha。そのうち市では約5.6haを対象に工事を行う。サッカーや野球、ソフトボールなどに利用できる多目的広場をはじめ、ワンドや堤防美化(桜堤)、駐車場、水遊び場、船降ろし場などの整備を予定している。詳細設計は日水コン(東京都新宿区)で策定した。多目的広場はサッカーコート2面分(約2.6ha)を天然芝生化する考えで、Jリーグのピッチと同じティフトン芝を植え付ける予定だ。

 事業は国と市が共同で整備し、まず河川管理者である国土交通省が河川の基本的整備を実施し、それを受けて那珂市が上物の整備を行う。地域の魅力アップを図り、減少傾向にある戸多地区の定住人口の増加を目指す。

 教育支援センター整備事業では、菅谷の市街地にある商工会館2階から廃校となった旧戸多小学校の普通教室棟へ移転して施設の有効活用を図る。移転にあたっては、校舎の耐震補強工事と改修工事が必要で、日立土木で工事を行っている。教室を保護者と児童・生徒の相談室や事務室、会議室などに改修し、子どもたちへ居場所を提供する。建物の規模はRC造2階建て、延床面積は1375平方mで、設計はエイプラスデザイン(水戸市)で策定した。

 防災設備整備事業では、現行のアナログ無線の更新を行って防災行政無線をデジタル化する。市内に配置しているスピーカーや各戸に備えている戸別受信機を取り替えていく計画で、事業は日立国際電気・建設技術研究所JVが担当している。市役所本庁舎の親局一式をはじめ、消防本部に設置してある遠隔操作設備と可搬式操作装置一式、屋外子局更新105局(屋外子局装置用スピーカー427台)、再送信子局設置4局、防災アプリ設備一式、電話連携用設備一式の更新・新設などを行う。

 また、各家庭に備えている戸別受信機を順次取り替える予定で、既存配布の2万2415台から2万4000台へ増やす。18年度は実施設計の策定と親局の整備工事、神崎と瓜連の屋外子局の更新、戸別受信機約7000台の設置を実施。19年度は額田、戸多、芳野、木崎の屋外子局の更新と戸別受信機約8000台の設置、20年度は菅谷と後台の屋外子局の更新と戸別受信機9000台の設置工事を実施する予定だ。

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