予算確保や重点配分を 国道354号古河境BP 同盟会と議連が要望活動

[2019/10/11 茨城版]
 国道354号古河境バイパスの早期開通を目的に組織する「国道354号古河境バイパス整備促進期成同盟会」(会長:橋本正裕境町長)と「国道354号古河境間整備促進県市町議員連盟」(会長:半村登県議会議員)はこのほど、県議会の川津隆議長および県土木部の伊藤高部長に、同バイパスの整備促進に向けた予算の確保や重点配分などを求める要望活動を行った。これに対し、川津議長は県議会も一丸となって取り組む姿勢を示し、伊藤部長は予算確保とあわせて用地取得にも地元市町と協力して進めていくと応じた。

 「国道354号古河境バイパス整備促進期成同盟会」は、橋本境町長や針谷力古河市長、および両市町の議会の正副議長で構成する。また、「国道354号古河境間整備促進県市町議員連盟」は地元選出の県議会議員および両市町の議会の正副議長、関連する常任委員会の委員長で構成。この日は両団体から、あわせて15人が参加した。

 要望に先立ち、公務で欠席の橋本会長に代わり野尻智治境町副町長は「古河境バイパスは新4号国道と圏央道境古河ICを結ぶアクセス道路として18年度に事業化されたが、地元住民から早期開通を切望されている。境町と古河市にとっても地域づくりに欠かせない重要な道路であることから、1日も早い道路整備を要望する」との橋本会長のメッセージを代読。半村会長も、同様に1日も早い開通を要望した。

 国道354号は群馬県高崎市を起点に、埼玉県を経て本県の県西・県南地域および鹿行地域を横断し、鉾田市で国道51号に接続する広域的な幹線道路であるとともに、緊急輸送道路として重要な役割を担っている。

 このうち、古河市や境町を中心とした沿線の地域では、一昨年に圏央道の県内区間全線が暫定2車線で開通。また新4号国道の整備も着々と進展していることから、大規模な物流施設や工場の立地が相次いでおり、今後も多くの交通需要が見込まれている。

 要望によると、古河境バイパスは圏央道境古河ICと新4号国道を結び、境町と古河市にとって高規格幹線道路に直結する極めて重要な基幹道路であると指摘。18年度に地域高規格道路ICアクセス道路補助として事業化され、本年度も2億1000万円が配分されていることから、本格的に道路整備が促進するものと期待するとともに、計画的かつ着実に推進するよう予算の拡充・増額や重点配分、新たな財源制度、さらなる事業の促進の4項目を要望した。

 これに対し、県が事業の状況を説明。古河境バイパスは18年度に、古河市高野の新4号国道から境町猿山の県道結城野田線までの約3.2km区間が国の補助事業として採択され、事業に着手している。

 これまでに路線測量や道路の概略的な設計などのほか、早期の用地取得に向けた地元との調整を進めており、引き続き新4号国道の立体化や6車線化の進捗に合わせ、できるだけ早期に古河境バイパス整備の事業展開が図れるよう努めていく考え。伊藤土木部長は「地元の熱意を感じられる。県も予算確保に努めるが、用地については地元にお願いする場面もあると思うので、市町と協力して進めていきたい」と理解を求めた。

 また、県議会の川津議長も「こういった地元の熱意が県当局や国土交通省に大きなインパクトを与えるので、県議会も一丸となり目的達成のため一緒になって進めていきたい」と抱負を述べた。

 以下、要望項目は次の通り。

 ▽20年度の予算編成にあたっては、物流ネットワークの強化や地域の活性化を図るための道路整備に必要となる予算の拡充・増額を要望する。

 ▽近年激甚化する災害に備え、ダブルネットワークの構築を含めた支援体制充実などを図る「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」への重点配分、さらに21年度以降の予算確保を要望する。

 ▽橋梁の老朽化対策など構造物の修繕・更新を確実に推進できるよう、法定点検を踏まえたメンテナンス予算確保に新たな財源制度や別枠予算による重点化を要望する。

 ▽国道354号古河境バイパスは、新4号国道と圏央道境古河ICを直結する極めて重要な道路であるため、全線の早期開通に向け十分な事業費を確保したうえで更なる事業の促進を要望する。

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