355号石岡岩間BP 年度内に改良着手 石岡・笠間改良同盟会が要望 宍戸橋架替も事業化へ

[2019/11/06 茨城版]
 笠間市、石岡市、小美玉市の3市で組織する「国道355号石岡・笠間改良促進期成同盟会」(会長・山口伸樹笠間市長)はこのほど、県土木部に国道355号石岡-笠間市間の整備促進に関する要望書を手渡した。これに対し県は、石岡・岩間バイパスの4車線化について本年度から交付金事業に採択され路線測量や道路詳細設計を実施しており、年度内に道路改良舗装工事に着手する方針。宍戸橋の架け替えについても本年度は橋梁や道路予備設計に着手して、早期事業化に向け準備を進めると報告した。

 要望には山口会長のほか、副会長の今泉文彦石岡市長や島田穣一小美玉市長、監事の池田正文石岡市議会議長や市村文男小美玉市議会議長らが参加した。山口会長は「本年は笠間バイパスが全線で開通し、道路事情が円滑になっている」と謝意を表すとともに、「ほかの地区でも4車線化という大きな課題があることから、要望を受けて善処していただくようお願いする」とあいさつした。

 国道355号は千葉県香取市を基点に、霞ヶ浦の湖岸沿いを北進して笠間市に至る、県内延長約78kmの幹線道路。常磐道や国道6号、国道345号などの主要な幹線道路や、北関道とも接続する重要な路線となっている。

 このうち笠間バイパスは、旧笠間市街地の慢性的な渋滞対策として、手越地区から石井地区の国道50号に至る5.2km区間のバイパス整備に1990年度から着手し、本年6月25日には全線が開通している。

 また石岡・岩間バイパスは、通過交通の分散と常磐道岩間ICへのアクセス性向上などを目的に石岡市根当地内から笠間市市野谷地内まで、延長7.85kmのバイパス整備に1989年から着手して、2010年2月に全区間を暫定2車線で供用開始した。

 今回は、▽地域づくりの根幹をなす道路整備を積極的に推進していくために、必要な予算を確保し、計画的に整備すること▽20年度予算編成にあたっては、所要の道路整備費の確保を図ること▽国道355号の整備促進を図ること──の3項目を要望。要望箇所は、石岡・岩間バイパスが石岡市根当から笠間市市野谷まで延長7850mのバイパスの4車線化に加え、今回新たに笠間市の宍戸橋の老朽橋架け替えを盛り込んだ。

 これに対し、県から事業の取り組み状況を説明。石岡・岩間バイパスは暫定2車線で供用しているが、周辺交通網が整備されたことから朝夕時間帯には渋滞が発生している。本年度は交付金事業として採択され、水戸土木管内で路線測量や道路詳細設計を実施しており、「年度内に道路改良舗装工事の着手を目指す」と報告した。

 また、土浦土木管内でも路線測量を実施中で「今後、道路詳細設計やJR常磐線の跨線橋設計などを進めるほか、年度内に道路改良舗装工事の着手を目指す」と説明した。

 宍戸橋の架替については、現在の橋梁が完成から90年が経過して老朽化が進んでおり、涸沼川の河川改修と合わせて早期架け替えが要望されている。これまでに、この箇所と一体的に整備する大洗友部線および涸沼川改修の進捗が図られたことから、宍戸橋梁架け替えについても検討を始めており、「本年度は橋梁および道路予備設計に着手して、早期事業化に向け準備を進める」と報告した。

 最後に大野谷祐二総括技監は、「県内の主要幹線の中でも、地域振興・交流振興の上で重要な幹線道路と認識しており、使える交付金などを活用しながら早期に整備して行きたい」と応じるとともに、「宍戸橋については20年度に事業化が出来るように取り組んでいる」と明らかにし、「用地が絡むと進捗が遅れてしまうので、地元の協力をお願いしたい」と要請した。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.