5カ年で7億円投資 牛久駅西口の都市再生整備計画 市道23号線新設など(牛久市)

[2019/11/16 茨城版]
 牛久市は、19-23年度の5カ年で牛久駅西口地区都市再生整備計画を進めている。駅周辺で拠点機能の充実を促進し、誘導施設の立地や居住の誘導を図りやすい環境をつくることなどを目的に掲げる。基幹事業には市道23号線の新設改良工事や障害者駐車スペースの設置、歩道橋屋根やシェルター設置、排水施設整備などを盛り込み、交付対象事業費に6億9500万円を投じる。

 市は昨年5月に立地適正化計画を策定し、牛久駅とひたち野うしく駅の2駅を拠点として都市機能誘導区域、公共交通サービス圏域・面的市街地整備や生活利便性の水準が高い区域(小学校圏域)を居住誘導区域として設定するなど、都市機能や居住の集約化によるコンパクトなまちづくりに取り組んでいる。

 牛久駅周辺ではこれまで、駅東側で進められていた駅前広場の整備が完了。一方、駅西側地区では国道6号が南北に走るものの、駅東側に比べて交通空間の整備が遅れていた。このため、国道6号から駅西口へのアクセスを向上させ、誘導施設の立地が促進されるよう、安全安心な交通環境の形成を図る必要があるほか、駅西口はバリアフリー化が進んでおらず、高齢者や障害者がバスなどの公共交通の利用が困難な箇所があることから、誰でも安全安心に利用できるよう周遊性を高め、牛久駅周辺の利便性を向上させる必要がある。市道の排水不良や排水施設未整備箇所を整備することで、安全安心な居住環境の形成を図り、本地区への居住誘導を促進させる必要がある。

 牛久駅西口地区の都市再生整備計画は、面積116.6haで、区域は田宮3丁目の全部と田宮町、牛久町、城中町の一部を含んでいる。

 整備方針のうち、「駅西口へのアクセス向上と安全安心な交通環境の形成」の目標では、基幹事業として市道23号線の新設改良工事を計画。市道の整備で国道6号から牛久駅西口へのアクセス向上と安全安心な交通環境の形成を図り、誘導施設の立地や居住の誘導を図りやすい環境をつくる。

 「バリアフリー化による牛久駅周辺の利便性向上」の目標では、基幹事業に▽地域生活基盤施設(障害者用駐車スペースの確保・横断歩道設置)▽高質空間形成施設(駅西口歩道橋屋根設置・公衆トイレ設置・シェルター設置)──を盛り込んだ。利用者の安全に配慮した交通環境の形成を図るほか、駅周辺における施設のバリアフリー化で安全安心な歩行空間の形成を図り、周遊性を高めて牛久駅周辺の利便性を向上させる。

 「安全安心な居住環境の形成」では、市道18号線と市道937号線、市道938号線の排水整備工事を計画。排水不良や排水施設未整備箇所を解消して、安全安心な居住環境の形成を図り、居住の誘導を図りやすい環境をつくる。

 これらのうち、市道23号線(城中田宮線)は既存の国道6号と国が西側に計画する牛久土浦バイパスなどの補完道路として整備を進めている。城中町から田宮町までを結ぶ延長約2.5kmの計画で、これまでにパイパス接続部から青果市場付近までが完成し、都計道田宮・中柏田線につながる残り490mの整備を行う。本年度の当初予算には用地費や工事費などで事業費2億5681万円を予算化し、今後は21年度中の供用開始を目指す。

 排水整備工事は、市道18号線で年度内の工事完了を予定するほか、市道937号線、市道938号線は測量や設計を進め、20年度の事業完了を予定する。

 駅周辺の事業のうち、ペデストリアンデッキ(駅西口歩道橋)は本年度、屋根設置に向けて国際開発コンサルタンツ(東京都新宿区)で基本設計の策定作業を進めている。20年度に実施設計をまとめ、21年度中の工事完了を目指す。このほか、障害者用駐車スペース整備や横断歩道と公衆トイレの設置は22年度中、シェルターの設置は23年度中に事業を完了させる予定だ。

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