サンピア日立 宿泊施設を改修 12月補正案 台風被害の復旧に2.3億円(日立市)

[2019/12/6 茨城版]
 日立市は5日開会の定例市議会に、5億6550万円を追加して本年度の総額を740億6676万円とする一般会計補正予算案を提案した。久慈サンピア日立の宿泊交流施設改修で設計委託料6633万円を予算化するほか、台風19号などの本復旧に向けて災害復旧費を計上している。

 みなと町にある久慈サンピア日立は、スポーツ施設と宿泊交流施設を合わせた郊外型施設として厚生年金事業振興団が1987年に建設し、2010年に市が施設を取得した。スポーツ施設には当初、テニスコートや室内スケート場、屋外プールなどが設置されていたが、11年に発生した東日本大震災で甚大な被害が発生したため、14年度までに屋外プールの規模縮小やテニスコートの拡張、屋外スケート場を体育館に変更するなど大幅な用途変更が行われている。

 今回改修する宿泊交流施設の内部には、8人部屋や3人部屋、和室など計25室の宿泊ルームなどが設置されているが、完成後30年以上が経過して設備の老朽化が進んでいるため、各設備のリニューアルを図る。対象は給排水管や空調設備、電気設備などを予定し、施設は20年4月から21年9月末まで休館して工事に備える計画だ。

 災害復旧費には、農地・農業用施設や道路、橋梁、河川・排水路、都市公園などに総額2億2865万円を追加する。台風19号・20号・21号の大雨による被害に対応するもので、内訳は農地・農業用施設(水路など)が十王町高原や下深荻町など計19カ所、道路が東河内町や十王町黒坂ほか55カ所、橋梁が1カ所、河川・排水路が23カ所、都市公園が3カ所となっている。

 このうち、橋梁の1カ所は下深荻町の里川に架かる木橋「鳥坂橋」で、現橋は台風による増水で流失しており復旧する。事業費には詳細設計や地質調査など3550万円を確保するが、復旧に当たっては従来の木橋かRC造などによる恒久橋するかを、県と協議した上で設計に着手する。

 このほか、公園すてき化整備事業として工事費2700万円を予算化し、東滑川海浜緑地(東滑川ヒカリモ公園)の駐車場整備(舗装約1400平方mなど)のほか、植生や暗渠排水管布設などの園内整備工事を行う。市内各所の交通安全施設工事費には929万円を計上し、区画線や路面標示、グリーンライン、ガードレール整備などを行う。

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