こども園設計に着手 広域ごみ処理施設関連 進入路改良で工事費(高萩市補正案)

[2019/12/14 茨城版]
 高萩市は13日開会の第4回市議会定例会に、1億1241万円を追加して本年度の総額を130億7324万円とする一般会計補正予算案を提案した。主なものは、認定子ども園施設整備事業で設計委託料を計上し、基本・実施設計に着手する。

 市内には公立幼稚園・保育園が5カ所あり、このうち松岡幼稚園(松岡地区)を除く4カ所が旧耐震基準で建設されて建築後30年以上が経過している。16年度までに行った診断で、いずれの施設も耐震性の指標となる数値を下回ることが確認されたため、今後の幼児教育・保育環境のあり方について公募型プロポーザルで選定した梓設計(茨城事務所:水戸市)に業務を委託し、現状と将来を見越した計画案を策定した。

 施設の配置は、段階的に中学校区単位の施設整備を行い将来的には1施設に集約することが望ましいとしており、現状で高萩地区の第一幼稚園、東幼稚園、高萩保育園に通園する園児が約90人であること、10年後には市内の公立施設に通う園児の数が約100人と見込まれることなどから、まず高萩地区の3カ所を集約して認定こども園を整備し、現在園児数の多い秋山幼稚園については[1]大規模改修[2]秋山小学校または中学校の空き教室を改修[3]簡易的な建て替え──の3つから対応方法を検討することとした。

 新たに建設する認定こども園は、園舎860平方m程度、園庭と駐車場を合わせた外構部1120平方m程度の規模とするが、建設地が決定していないため、基本設計段階で変動する可能性がある。建設地はリーベロたかはぎ敷地内と第一幼稚園敷地の2つの候補地について、今定例市議会で意見を聞き決定する。予算の承認が得られれば年明け早々に設計の発注手続きに入り、22年4月の供用開始を目指す。

 土木費では、市道212号線の道路改良工事費と、工事に伴う工作物移転補償料に合わせて8000万円を予算化する。この路線は、北茨城市と共同で整備する広域ごみ処理施設の建設地への進入路となるが、入口までの600mは狭あいなことから拡幅を行う必要がある。高萩インターへ接続する市道1013号線との交差点部から250mの区間は既に改良(拡幅)に着手しており、今回の補正分では残りの350mについて、ごみ処理施設の工事発注を来年3月に控えているため、建設資材や機械の搬入に必要な幅員を早期に確保するための工事を行う。将来的には県が整備を進める都市計画道路3・5・9号線(県道高萩塙線)に接続し、広域ごみ処理施設への搬入路としてだけでなく、工業団地の利便性向上や道路沿線の利活用促進を図る。

 橋梁長寿命化事業の橋梁点検調査委託料は、市橋梁長寿命化修繕計画に基づき、橋長15m以上の橋梁と15m未満の橋梁に区分しそれぞれ点検調査を行うもの。当初予算化した市道3001号線(和野前橋)ほか1橋の補修工事費は、東日本高速道路との交渉の結果、設計内容を見直す必要がでてきたため、本年度の工事着手を見送り4700万円を減額している。

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