土地改良を来年度着工 常総IC周辺地域整備 道の駅は来年度設計へ(常総市)

[2019/12/25 茨城版]
 常総市は、農業との融合による産業団地「アグリサイエンスバレー構想」の実現を目指す「圏央道常総IC周辺地域整備事業」を進めている。土地区画整理事業区域内では造成工事が行われており、20年7月にも第1ブロックの引き渡しを予定する。また、市施行の土地改良事業では認可や条例などの手続きを年度内に完了し、新年度から工事に着手する見直し。土地区画整理事業区域内に計画する道の駅は、年度内にも指定管理予定者の公募を開始し、20年度は基本・実施設計に着手する。全ての事業は22年度中にも完了する予定だ。

 この事業は、常総IC周辺の62haに農業主体の新産業団地を整備するもの。国道294号東側の都市エリアには、土地区画整理事業により農業生産物系の物流・産業系企業、道の駅や直販所を設置。西側の農地エリア(事業区域約14ha)では、調整区域のまま市施行の土地改良事業で農地の集約・大区画化を図り、大規模施設園芸施設や観光農園などに転換する。

 土地区画整理事業は30.7haを対象とし、昨年4月に土地区画整理組合を発足して秋から造成工事に着手した。エリア内は4ブロックに分けて工事と分譲を進める予定で、20年7月にも最初となる第1ブロックの引き渡しが行われる予定。その後は、全ての区画で22年度中に整備を終えられるよう、随時造成と分譲を進めていく。

 都市エリア北側の国道294号沿いには道の駅の整備を計画し、全事業の業務代行者となっている戸田建設で基本構想・基本計画をまとめた。「市の強みを活かした賑わいの場づくり」を整備コンセプトに、産業拠点の場や交流の場づくり、魅力・情報発信、防災機能の整備などを掲げる。施設規模は敷地面積が約2ha、施設規模は約2000平方m程度を想定。整備手法は一体型を予定し、整備・管理運営手法には指定管理者による公設民営方式を採用する

 本年度は、船井総合研究所に管理運営計画策定業務を委託し、これまでの検討内容の管理運営面からの検証や農業者や商工団体などとの連携構築に向けた検討を進めている。年明けごろには計画をまとめ、早ければ年度末にもプロポーザルで指定管理予定者の募集を開始する。20年度には基本・実施設計に着手し、意匠などに指定管理予定者の意見を取り入れながら年度内の策定を目指す。工事は21-22年度で行う計画だ。

 道の駅に隣接する約2haのエリアには民間商業施設の誘致を図る計画で、今後は戸田建設が事業者の選定などを進めるもようだ。これらの施設も、道の駅と合わせて22年度中の完成を予定している。

 西側の農地エリアでは、本年度中に認可や条例などの手続きを終え、20年度からの工事に備える。このエリアでは、調整区域のまま市施行の土地改良事業として約1億円を投じ、乾田化や農地の集約・大区画化による大規模施設園芸施設や観光農園などへの転換を進めていく。既に進出する農業事業者の調整も開始しているもようで、20年度中には工事を終え、21年4月にもハウスなどの引き渡しを行う計画だ。

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