普通建設事業費902億円 大型プロジェクトの完了目指す 20-22年度実施計画 ハード施策に149件(水戸市)

[2020/1/16 茨城版]
 水戸市はこのほど、第6次総合計画に基づく3カ年実施計画(20-22年度)を策定した。主要施策の事業数は571件で、このうちハード施策は新規4件を含む149件となる。引き続き大型プロジェクトを推進するとともに、「魁のまちづくりNEXTプロジェクト」で175施策、地方創生関連で195施策を盛り込み、中核市関連施策も推進する。普通建設事業費は、3カ年総額で902億3790万円を計上。このうち大型プロジェクトは、残る新市民会館整備と新ごみ処理施設の整備で全体事業費が213億6000万円となり、事業の進展に伴い前回計画から145億7600万円(40.6%)減少したものの依然として総事業費の23.7%を占めている(施設整備計画は後日掲載)。

 魁のまちづくりNEXTプロジェクトは、▽未来への投資プロジェクト▽いきいき健康プロジェクト▽災害に強いまちづくりプロジェクト▽魅力・活力アッププロジェクト──の4つのプロジェクトを設定し、優先的かつ集中的に取り組む。プロジェクトの事業数は新規6件を含む175件で、このうちハード施策は「未来への投資プロジェクト」5件、「いきいき健康プロジェクト」4件、「災害に強いまちづくりプロジェクト」9件、「魅力・活力アッププロジェクト」23件の計41件となる。

 プロジェクトの内容を見ると、「未来への投資プロジェクト」では民間保育所の増改築支援4カ所をはじめ、市民センターの子育て広場を7カ所に新設し、21年度に全市民センターへ開設する。

 また、小・中学校の長寿命型大規模改造で期間内に校舎4カ所と体育館2カ所を完了させる。見川小学校の改築も20年度に完了させ、引き続き見川幼稚園の設計や改築工事にも着手。小・中学校校舎のトイレ洋式化などにも取り組む。

 「いきいき健康プロジェクト」は、西部老人福祉センター「西部いきいき交流センター(仮称)」の整備や市民の健康づくりとして自転車通行空間の整備などを実施する。

 「災害に強いまちづくりプロジェクト」は、都市下水路や排水路、公共下水道(雨水)などで浸水被害対策を進めるとともに、国・県管理河川の整備促進や南消防署の移転改築、上・下水道施設の耐震化、民間建築物の耐震改修支援などを推進し、災害に強い都市基盤づくりを進める。

 「魅力・活力アッププロジェクト」は、偕楽園公園(千波公園)の民間活力を導入した整備や水戸城歴史的建造物の整備、植物公園の再整備、および新市民会館の整備に取り組み、水戸城歴史的建造物は20年度、植物公園は第1期を20年度、新市民会館は22年度の完成・完了を目指す。

 財政計画は、一般財源の見込みに20年度654億4600万円、21年度651億3900万円、22年度676億0600万円の、3カ年総額1981億9100万円を設定。3カ年の普通建設事業費は20年度322億380万円、21年度284億7280万円、22年度295億2710万円で、合計額は前回計画(19-21年度、1086億7950万円)から17%減の902億3790万円となっている。

 具体的な内容を見ると、大型プロジェクトの新市民会館は20年度から本格的に施設整備に着手し、22年度の完成を目指すため3カ年事業費に194億4800万円を盛り込んだ。これに関連し、泉町1丁目北地区市街地再開発事業では建設工事など3カ年で42億5100万円、水戸芸術館東地区駐車場整備事業も用地買戻しや建設工事に3カ年で15億4000万円を計画する。

 同じく新ごみ処理施設は、残る第三最終処分場を20年度に完成させるため19億1200万円を予定するほか、関連事業の健康増進施設が用地買い戻しや建設工事で21年度まで21億9200万円、自由広場・緩衝緑地帯が施設整備や設計などで3カ年5億3600万円を、第二最終処分場跡地が造成工事や整備工事で3カ年3億3600万円を試算する。

 魁のまちづくりNEXTプロジェクトの主な事業は、「未来への投資プロジェクト」で小学校施設の長寿命化型大規模改造に44億0970万円、学校施設のトイレ洋式化に8億4000万円を予定する。また見川小・中・幼稚園整備事業は、小学校の改築に20年度14億6700万円を計上し、幼稚園の改築でも実施設計と改築工事で1億2300万円を盛り込んだ。

 「いきいき健康プロジェクト」は、西部いきいき交流センター(仮称)の実施設計と建設工事で3カ年6億4300万円を見込み、快適な自転車通行空間の整備でも1億5000万円を計上する。

 「災害に強いまちづくりプロジェクト」は、浸水被害対策として都市下水路・排水路などの整備に3カ年28億8300万円、公共下水道(雨水)の整備に3億9200万円をはじめ、南消防署の移転改築では用地買戻しと建設工事で3カ年13億0800万円を計画。また、上下水道の耐震化・耐震対策でも水道施設に18億7200万円、下水道施設に7億0100万円などを見込む。

 「魅力・活力アッププロジェクト」は、偕楽園公園の整備に3カ年1億7000万円を投じてパークPFIの事業者選定や園路などの施設整備を行うほか、植物公園の再整備に3億2200万円、森林公園の再整備に2億1900万円などを計画する。

 このほか、新たな斎場の整備は20年度に基本・実施設計、21年度に用地買戻しと建設工事、22年度に建設工事を計画し、3カ年で24億6150万円を想定。また公設地方卸売市場の機能強化・再整備では、3カ年総額17億3020万円を計上する。

 赤塚駅周辺地区の拠点機能の充実は、赤塚駅水府橋線(堀2工区)と赤塚駅西線の整備に計14億6000万円を見込み、内原駅南口周辺地区は自由通路などの工事に23億6000万円を予算化する。

 市営住宅は、河和田住宅建て替え(9期)で5億2240万円を、砂久保住宅建て替えで2億9440万円を計上してそれぞれ20年度の完了を目指すほか、長寿命化型改修にも3カ年で9億7500万円を盛り込んだ。

 市民センターの長寿命化型改修は、基本・実施設計および工事で3カ年5億2470万円を計画するとともに、千波市民センターの移転改築では改築工事に2カ年で4億円を想定。市立競技場の機能強化は1億2000万円を盛り込んで、21年度に基本設計、22年度に実施設計を策定する。

 新規事業は、笠原小学校の増築で10億8800万円を予算化し、実施設計と増築工事I期およびII期工事を実施する。

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