公民館整備に2.5億円 新年度予算案 普通建設事業費が47%増(阿見町)

[2020/2/1 茨城版]
 阿見町(千葉繁町長)は1月31日、20年度当初予算案の概要を発表した。一般会計総額は169億6700万円で、前年度当初(164億0200万円)と比べ3.4%増となっている。主な事業は、都市計画道路寺子・飯倉線整備事業に2億0753万円を予算化して用地取得などを進めるほか、地区公民館整備事業で吉原地区の工事費に2億5192万円、竹来中学校外壁・屋上防水改修工事費に2億5301万円を計上した。新規事業は、宅地耐震化推進事業や町営曙アパートの長寿命化計画策定事業などを盛り込んでいる。

 新年度の予算編成では、緊急度・優先度を明確にしながら既存事業の見直しや休止によって必要な財源を捻出。第6次総合計画前期基本計画の成果と課題を十分に点検・検証し、後期基本計画や政策実現プランの着実な推進に取り組む。

 普通建設事業費は22億4705万円で、霞クリーンセンター維持管理費(前年度比3億8700万円増)や地区公民館整備事業(同2億3300万円増)などの事業費の増額により、前年度比47.8%増となった。特別会計と企業会計を合わせた総額は304億7219万円。下水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計が企業会計に移行して下水道事業会計となり、減価償却費を計上して予算規模が拡大したことなどにより、全体では前年度比4.1%増となった。

 主な事業のうち、地区公民館整備事業は18年3月に廃校となった実穀小学校と吉原小学校の両施設を活用し、地区公民館への整備転換する。本年度は団建築設計事務所で実穀・吉原小学校廃校利用構造再計算業務をまとめたあと、吉原小学校では同社で改修設計が行われている。改修後の施設内には、各地区公民館と同様に調理室や会議室などを整備する意向だが、設計の策定に当たっては地区の住民を交えて必要な機能などを盛り込んでいく。

 設計中の吉原地区では、新校舎の1階と2階部分を活用して整備を行うことで調整が進められているもよう。設計は新年度早期に終え、6月議会での工事契約案承認を目指している。工事は20年度中に完了させ、21年度からの供用開始を目指す。また、実穀地区は当初予算に設計や測量委託料などとして3759万円を計上し、21年度の着工を目指して地域住民を交えた検討を進めていく。

 都市計画道路寺子・飯倉線整備事業は、引き続き用地取得や移転補償を進める。寺子・飯倉線は、西側の14年5月に供用を開始した中郷寺子線と荒川沖寺子線の接続部から、東側の阿見東部工業団地付近までを結ぶ延長約1650m(幅員17m)を15年度から24年度までの期間で整備するもの。総事業費に約15億円を見込み、24年度早期の開通を目指す。

 学校施設改修事業は、舟島小学校の空調設備に工事費1億1249万円、竹来中学校の外壁・屋上防水改修工事費に2億5301万円を計上した。竹来中学校では老朽化で雨漏りやひび割れが生じている屋上と外壁で、防水改修工事を行う。設計はつくば建築設計事務所(龍ケ崎市川原代町)がまとめた。

 新規事業では、宅地耐震化推進事業に1324万円を予算化して、町内全域を対象に大規模盛土造成地変動予測調査や液状化ハザードマップを作成する。

 町営曙アパートは、長寿命化計画策定事業費に488万円を計上した。このアパートは最も古い棟が1983年の建築で、経年劣化による各種施設の不具合が多数発生し、部分的修繕ではなく予防保全的な計画修繕が必要となっているため、長寿命化計画を策定して効率的で入居者に配慮した修繕を実施していく。

 このほか、道路関係では道路橋梁維持補修事業費に3億8046万円、道路新設改良事業に1億5035万円を計上。企業会計に移行した公共下水道整備事業(汚水)は、管渠整備費などで3億2352万円、第4次拡張事業で延長8600mの配水管新設工事などに2億8867万円、延長約1200mの老朽管布設替工事に9900万円などを予算化している。

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