新長戸コミセンで基本設計 新年度予算案 給食センター統合に4カ年27億円(龍ケ崎市)

[2020/2/13 茨城版]
 龍ケ崎市(中山一生市長)は10日、20年度当初予算案を発表した。一般会計は過去最大規模となる256億1000円で、これまで最大だった前年度当初の250億5000万円を2.2%上回った。主な事業は、新長戸コミュニティセンター建設事業で基本設計策定委託料を予算化するほか、学校給食センター統合事業では20-23年度の継続費に27億6342万円を予算化し、DB方式による事業者選定に着手する。このほか、道の駅整備事業では埋設物調査に166万円を予算化し、護岸の修正設計など条件が整えば改めて事業を再開する方針だ。

 一般会計の増加は、主に負担金の増加によるもの。塵芥処理費で龍ケ崎地方塵芥処理組合が行う基幹的設備改良に前年度から5億2333万円、し尿処理費でも龍ケ崎地方衛生組合が行う基幹的設備改良のため同じく1億2482万円を増額している。

 一般会計に占める普通建設事業費は14億6013万円で、大型工事の減少や、市道第1-380号線(佐貫3号線)整備事業の1億5600万円を3月補正で前倒す影響などにより、前年度比12.2%の減額となった。一般会計と特別会計を含めた総額は、公共下水道事業と農業集落排水事業が企業会計へ移行したことから前年度比3.6%減の402億9250万円となったが、下水道事業会計を含めた総額は441億2224万円で5.6%の増加となっている。

 主な事業のうち、給食センター統合計画はDB(デザインビルド)方式による事業者選定に着手する。既存の第一調理場と第二調理場を移転統合するもので、これまでに長大(東京都中央区)で基本構想や基本計画を策定し、整備手法には設計・施工を民間事業者で行うDB方式を採用した。

 建設地は当初、第一調理場近接地の市有地を拡大して確保する計画だったが、用地取得が難航したため断念。新たな候補地を検討した結果、同じく第一調理場に近い老人ホーム東側の民有地(約9000平方m、馴馬町3062-1ほか)に決定し、本年度は基本計画の見直しや地質調査などを進めていた。順調に進めば、23年9月の供用開始を予定する。

 新長戸コミュニティセンター建設事業では、建設地となる旧長戸小学校の校舎棟解体設計や新施設の基本設計などを行う。現在の長戸コミュニティセンターは、1986年に建築された延べ503平方mの2階建て施設で、内部には1階に多目的室や図書室、2階には和室や調理室、浴室などが配置されている。施設の老朽化や駐車場不足のため、旧長戸小学校跡地に移転して改築し、長戸地区の福祉避難所としての機能も設置する。既存の校舎棟は解体し、体育館はそのまま残す予定で、今後、21年度に校舎棟の解体工事と新施設の実施設計を行い、22年度ごろから着工する。

 事業が一時中断している道の駅整備事業では、現在進めている牛久沼護岸改修工事の修正設計を年度末に終えたあと、埋設物調査など行い工事内容を精査して全体スケジュールを見直しを図る考え。造成工事費の予算化も、早くて補正予算となる見通しだ。

 「つくばの里工業団地」の拡張計画では、造成工事が年度内に完了し、4月中旬ごろから分譲を開始する。拡張したのは現在地の南側、旧長戸小学校の西側付近にある約5.1haの市街化調整区域。将来的に都市計画区域に組み込む予定だが、整備を優先するため調整区域のままで地区計画制度による開発許可を得て整備を進めている。分譲が完了すれば、20年度中にも特別会計を廃止する予定だ。

 新規事業では、旧北文間小学校転用事業費に2630万円を予算化。旧北文間小学校の体育館を活用し、新しい健幸スポーツニーズなどに対応したスポーツ拠点を整備するため、トイレやLED照明などの改修工事を行う。

 このほか、コミュニティセンターの設備改修に3948万円、龍ケ崎市駅の東駐輪場塗装工事に3402万円、区画線設置工事など交通安全施設整備事業費に3000万円、排水路整備事業費に4800万円を予算化した。継続事業では、18年度から工事を進めている貫排水ポンプ場改築事業で20年度中の完成に向けて2億3131万円を、昨年着工した市防災情報伝達システム整備事業で21年度中の工事完了に向け3億3079万円を計上している。

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