東楢戸台線に3億円 富士見ヶ丘小増築 校舎棟をリースで設置(つくばみらい市予算)

[2020/3/27 茨城版]
 つくばみらい市(小田川浩市長)の20年度当初予算案がこのほど、市議会第1回定例会で原案通り可決した。一般会計の総額は203億6961万円で、前年度から7.8%増加している。このうち普通建設事業費は、8.1%増の16億5791万円。また特別会計は、6会計あわせて11.7%減の89億7859万円となった。主な事業は、富士見ヶ丘小学校の校舎棟増築や東楢戸台線整備工事、防災行政無線整備工事などを盛り込んだ。

 富士見ヶ丘小学校の増築に関しては、増築付帯工事費1000万円や教室改修工事費760万円、地質調査業務委託料96万円を盛り込んだほか、増築校舎賃貸借について債務負担行為に31年度まで限度額3億3618万円を設定した。

 この事業は、学区内の児童数の増加に対応して普通教室を確保するため、会議室など4室を普通教室へ転用するとともに、改修工事で1教室を確保する。富士見ヶ丘小学校では、このままだと22年度に定員を超える見通しで、早急な対応が求められていた。改修工事とあわせて、教室隣のグラウンドに校舎棟(プレハブ造2階建て、8教室分)をリースで設置することで対応していく。

 東楢戸台線は、つくばみらい市とつくば市の国道354号を結ぶ都市計画道路で、市は延長3.9km分の整備を担当する。この路線は、これまでに約2.9km区間が供用開始となっており、新年度は残る約960m分の整備に着手する。20年度は道路新設改良工事費3億0500万円や測量業務委託料350万円などを盛り込み、排水路切り回し工事や延長380m分の地盤改良工事などを実施する。

 防災行政無線デジタル化事業は、防災行政無線デジタル化工事費6億円やマスト建柱工事費1億円、工事監理委託料913万円などを計上している。アナログ式からデジタル式への改修で、市内全域を対象に親局設備1基や屋外拡声子局88基、戸別受信機設備600基を予定する。実施設計は電波技術協会(神奈川県川崎市)が策定した。新年度に入り次第、工事を発注して20年度内の完了を目指す。

 中学校耐震・大規模改修業は、谷和原中学校の生徒数増加で普通教室を増築するため、設計業務委託料3327万円を計上した。校舎棟の規模は3階建て1500平方m程度を予定し、内部には普通教室9クラスや特別教室、トイレなどを配置する。スケジュールによると、20年度に実施設計、21年度に新築工事を実施する計画となっている。

 庁舎改築等整備事業は、老朽化した谷和原庁舎の改修計画を策定するため、検討業務委託料150万円を計上した。既に19年度から検討を開始しており、20年度中にも整備の方向性を決定する。

 地域開発総務費では、関係機関協議等支援業務委託料1031万円を計上した。整備中の福岡工業団地に誘致する企業がすべて内定しているため、新たに工業団地を整備するための協議を行う。整備場所は同工業団地の南側で、名称は福岡工業団地第2期地区に決定した。新年度には整備手法や規模を決定していく。

 スマートIC設置事業は、新年度に流末排水路測量や周囲開発についての検討などを予定し、測量業務委託料1430万円や関係機関協議等支援業務委託料464万円などを盛り込んだ。常磐自動車道の谷和原IC-矢田部IC間の古川地内にスマートICを整備する計画で、供用開始時期は23年度末とする。

 学校関係は、教育委員会事務局事業で旧三島小学校改修工事費5120万円や旧東小学校改修工事費2305万円を予算化した。廃校となった小学校を幼稚園に転用する計画で、幼稚園児が施設を使用できるよう設備関連を改修する。旧三島小はわかくさ幼稚園に、旧東小はすみれ幼稚園になる予定だ。

 陽光台小学校では、天然の木材を使用している外壁が紫外線で劣化したため、改修工事の設計委託料309万円を予算化した。木材を使用し続けると今後も定期的にメンテナンスが必要になるため、今後どのように対処していくかもあわせて検討していく。

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