複合防災センターに14億円 一般会計が過去最大 投資的経費は60.6%増 清掃センター建設で負担金39億円(北茨城市予算)

[2020/3/27 茨城版]
 北茨城市(豊田稔市長)の20年度当初予算案が、第1回市議会定例会で可決した。一般会計の総額は前年度から62億3000万円(31.1%)増額され、262億6000万円と過去最大の規模を計上した。主な事業は、複合防災センター整備事業や磯原地区防災集団移転跡地整備事業、津波避難道路整備事業(神岡下地区)などの東日本大震災復興推進事業に18億2478万円を計上したほか、清掃センター建設事業に係る負担金に39億0623万円、磯原中学校建設事業に19億5442万円を予算化して事業を進める。

 一般会計の投資的経費は68億0073万円で、前年度当初から25億6499万円(60.6%)増加した。清掃センターや磯原中学校建設事業、複合防災センター整備事業など大型事業のほか、強い農業・担い手づくり事業費補助金で農林水産業費が大きく伸び、土木費の街路改良工事費なども増加したことが主な要因となる。

 特別会計は、公共下水道事業と漁業集落排水事業が公営企業に移行したため、9.8%減の87億7252万円となった。公営企業会計は、上水道、工業用水道および市民病院に下水道事業を加え、48.1%増の92億8406万円。これに一般会計を加えた予算総額は、23.0%増の443億1658万円となった。

 東日本大震災復興推進事業のうち、複合防災センター整備事業では工事費に12億0200万円、工事監理委託料に1800万円、土地購入費に1億3000万円を予算化した。学校給食センターと防災備蓄倉庫を併せた施設で、延べ面積は2220平方m程度とする。実施設計は柴建築設計事務所(水戸市)が担当した。

 高萩市と合同で進めている清掃センター建設事業では、事務組合への負担金39億0623万円を計上したほか、現清掃センターの1・2号炉減温用熱交換器伝熱管や耐火物の修繕などに4761万円、環境センター処理棟(A棟)屋上改修工事に2197万円を予算化した。

 農林水産業費では、茜平総合交流施設維持管理事業で設計委託料1200万円を予算化する。築21年が経過した「マウントあかね」は、空調や浴室など機械設備の更新を行う必要があるため、客室なども含めた施設全体の大規模改修について検討して設計を策定する。

 土木費のうち、都市街路費では北町関本中線整備事業で県への施工管理委託費7億0700万円と、JR東日本への跨線道路橋建設委託費5億6678万円など、合計12億7888万円を予算化する。また駅西停車場豊田線整備事業では、工事費や補償金などに1億7587万円を充て、用地の取得できた路線東側から工事に着手して22年度の完成を目指す。

 道路維持費では、中郷町汐見ケ丘の市道0113号線(高萩・磯原線)両側の法面安全対策事業に2億0550万円を予算化した。19年度に設計を策定した東側では工事を、一方の西側では設計を実施する。

 橋りょう維持費では、橋りょう補修工事設計委託料に市単独で1000万円、橋りょう補修工事費に国補と市単独で1億0700万円を予算化した。磯原町の八八橋や中郷町の小野橋で修繕工事を実施する。

 教育費は、磯原中学校改築事業で校舎等建設工事費に、19-20年度継続費のうち20年度分15億6139万円を含め19億5442万円を計上した。このうち外構工事には2億9129万円を配分する。

 水道事業会計は、華川浄水場更新事業で16-20年度継続費総額46億1133万円のうち、本年度分23億8360万円を計上した。また、磯原町上相田地内の老朽管更新や市内各所の配水管布設替などの工事費に1億7700万円、中郷浄水場の機械設備更新に1億3200万円ほどを見込んでいる。

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