霞ヶ浦ふれあいランド再生整備 事業者選定でプロポ(行方市)

[2020/5/22 茨城版]
 行方市はこのほど、「霞ヶ浦ふれあいランド再生整備事業」の事業者選定に係る公募型プロポーザルを開始した。この事業は、20年3月に策定した「霞ヶ浦ふれあいランド再生基本計画」に基づき、市と事業者の官民連携で霞ヶ浦ふれあいランドを観光交流拠点として再生するもの。参加表明書の提出は6月4日まで、提案書の提出は7月13日までとし、プレゼンテーションを7月21日に実施して審査結果を22日にも通知する。履行期限は、維持管理・運営期間の16年間を含めて37年3月31日までとする。

 この事業は、水資源機構から霞ヶ浦資料館(水の科学館)を取得し、官民が連携して観光拠点として賑わいを取り戻すよう再整備した後に、霞ヶ浦ふれあいランド全体の維持管理運営を行う事業。19年度にサウンディング調査を実施して事業提案を募集し、株式会社MOFF(石岡市)に基本計画の策定を委託している。

 この基本計画の拠点像「きて・みて・感じて 魅力あふれる笑顔のテーマパーク」を実現し、霞ヶ浦ふれあいランドを再生するため、官民連携で事業を実施する。霞ヶ浦の自然環境を活用した体験や、多様な動物と触れ合える屋内型の動物園のようなオリジナリティの高い提案を重視する。

 土地と施設は市の所有とし、民間事業者の提案に基づき既存の施設を改修して、民間ならではのノウハウを活用した運営業務、維持管理業務を行う。市は予定する事業期間中に改修費用と維持管理費を負担し、民間事業者は自らの負担で主体的に施設などを運営する。

 事業の対象範囲は「霞ヶ浦ふれあいランド全体」と、これに隣接する「道の駅たまつくり」、「観光物産館こいこい」の土地・建物を含めたものとする。

 霞ヶ浦ふれあいランドは敷地面積約5万6700平方mに、水の科学館(資料館および科学館)をはじめ虹の塔、玉のミュージアム、駐車場が立地する。「観光物産館こいこい」は敷地面積約3700平方mに店舗と駐車場があり、このほか「道の駅たまつくり」には休憩施設(情報室・トイレ)と駐車場、「旧レストラン」にはレストランと駐車場、河川区域施設には野外ステージと緊急ヘリ離発着場所が設けてある。

 このうち、霞ヶ浦ふれあいランドの水の科学館と虹の塔については改修が必須となり、道の駅たまつくりを除くその他の施設は事業者が任意で提案できる。求める機能は、霞ヶ浦ふれあいランドが▽観光・交流▽屋内型動物園▽こどもの遊び場──を、観光物産館が▽地場産物の販売促進▽地域資源の活用と産業の活性化──とする。

 屋内型動物園は、水の科学館の施設に動物とのふれあいなど「コト消費」が出来る用途を整備し、こどもの遊び場機能は霞ヶ浦ふれあいランド内の対象施設のいずれかで室内で子育て支援や子どもが遊べる用途を整備する。規模や整備のタイミングは、事業者の提案によるものとする。

 霞ヶ浦ふれあいランドや周辺施設の土地は、事業期間中は無償で使用できる。市の財政負担は、事業対象施設の改修に関する費用として9億5000万円、維持管理費及び運営費分で年間6000万円を限度額として、事業者が提案できる。市は事業者の提案内容を確認のうえ、その全部または一部を事業期間中に分割して負担することを想定している。

 参加事業者の要件は、▽事前調査業務▽設計および建設▽工事監理▽事業期間中の継続した維持管理▽提案する業務に係る維持管理および運営──を行う十分な資金力と経営能力、優れた企画力を有し、かつ、計画の実現について過去の経歴や実績並びに社会的信用を有する法人または複数の法人で構成されるグループであることとする。

 また、設計に当たる者は過去10年以内に完工した延べ面積1000平方m以上の公共施設の新築、増改築または改修業務に係る基本設計、および実施設計までのプロセス全体に関わった元請としての実績があり、提案業務と同種業務で延べ面積200平方m以上の設計業務実務を有している一級建築士事務所とする。

 建設にあたる者は共同企業体の結成も可能で、その際は全ての者が建築工事業に係る特定建設業の許可を有していることとする。1者以上が市の入札参加資格者名簿に登載された建築一式工事の総合数値750点以上で、過去10年以内に完工したRC造またはSRC造で延べ1000平方m以上の公共施設の新築、増改築または改修業務に係る建設業務の元請としての実績があることも求める。

 工事監理に当たる者は設計企業が行うが、設計企業と建設企業が同一の場合には設計企業以外の工事監理企業が行う事とし、その場合の工事監理企業の資格要件は設計企業と同じにする。

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