MOFFの事業体に 霞ヶ浦ふれあいランド再生整備 事業者選定プロポ(行方市)

[2020/7/30 茨城版]
 行方市はこのほど、「霞ヶ浦ふれあいランド再生整備事業」の事業者選定に係る公募型プロポーザルで、審査の結果「株式会社MOFF・株式会社高橋一平建築事務所・株式会社岡部工務店・常南グリーンシステム株式会社によるコンソーシアム(共同事業体)」を優先交渉権者に決定したと明らかにした。市議会定例会で承認を受けてから正式に契約し、維持管理・運営期間の16年間を含めて37年3月31日までの履行期限で業務を委託する。

 この事業は、水資源機構から霞ヶ浦資料館(水の科学館)を取得し、官民が連携して観光拠点として賑わいを取り戻すよう再整備した後に、霞ヶ浦ふれあいランド全体の維持管理運営を行う事業。19年度にはサウンディング調査を実施し、民間事業者から意見を開いて基本計画を策定した。

 この基本計画の拠点像「きて・みて・感じて 魅力あふれる笑顔のテーマパーク」を実現し、霞ヶ浦ふれあいランドを再生するため、官民連携で事業を実施することとし、事業者選定の公募型プロポーザルを実施した。選定に際し、霞ヶ浦の自然環境を活用した体験や、多様な動物と触れ合える屋内型の動物園のようなオリジナルティの高い提案を重視する。

 事業は土地と施設を市の所有とし、民間事業者の提案に基づき既存の施設を改修して、民間ならではのノウハウを活用した運営業務、維持管理業務を行う。市は予定する事業期間中に改修費用と維持管理費を負担し、民間事業者は自らの負担で主体的に施設などを運営する。

 事業の対象範囲は「霞ヶ浦ふれあいランド全体」と、これに隣接する「道の駅たまつくり」、「観光物産館こいこい」の土地・建物を含める。霞ヶ浦ふれあいランドは敷地面積約5万6700平方mに、水の科学館(資料館及び科学館)をはじめ虹の塔、玉のミュージアム、駐車場が立地する。「観光物産館こいこい」は敷地面積約3700平方mに店舗と駐車場があり、このほか「道の駅たまつくり」には休憩施設(情報室・トイレ)と駐車場、「旧レストラン」にはレストランと駐車場、河川区域施設には野外ステージと緊急ヘリ離発着場所が設けられている。

 このうち、霞ヶ浦ふれあいランドの水の科学館と虹の塔は改修が必須で、道の駅たまつくりを除くその他の施設は事業者が任意で提案できる。求める機能は、霞ヶ浦ふれあいランドが▽観光・交流▽屋内型動物園▽こどもの遊び場──を、観光物産館が▽地場産物の販売促進▽地域資源の活用と産業の活性化──とする。

 屋内型動物園は、水の科学館の施設に動物とのふれあいなどコト消費が出来る用途を整備し、こどもの遊び場機能は霞ヶ浦ふれあいランド内の対象施設のいずれかで室内で子育て支援や子どもが遊べる用途を整備する。規模や整備のタイミングについては、事業者の提案によるものとする。

 霞ヶ浦ふれあいランドや周辺施設の土地は、事業期間中は無償で使用できる。市の財政負担は、事業対象施設の改修に関する費用として9億5000万円、維持管理費及び運営費分で年間6000万円を限度額として事業者が提案できる。市は事業者の提案内容を確認のうえ、その全部または一部を事業期間中に分割して負担することを想定している。

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