公民館のトイレ改修 2事業を取り下げて再提出(鉾田市補正案)

[2020/9/16 茨城版]
 鉾田市は市議会第3回定例会に、7億7273万円を追加して本年度の総額を301億7815万円とする一般会計補正予算案を再提出した。当初提出した予算案は撤回したうえで、保育幼児教育再編整備推進事業と社会教育複合施設整備事業の事業費を減額し、改めて提出して市議会の承認を求める。主な補正の内容は、新型コロナウイルス感染症対策で公民館など社会教育施設のトイレ洋式化工事費や議場改修工事費、市役所分散業務対応の工事費などを盛り込んだほか、排水路浚渫工事費や安塚地区公園の2期工事設計委託料、旭公民館の屋上防水改修工事費などを予算化する。

 新型コロナウイルス感染症対策は、社会教育施設のトイレ洋式化や手洗い場の自動水栓化改修が地方創生臨時交付金の対象に認められたことから、工事費や設計委託料を計上した。公民館には実施設計・施工監理委託料376万円と施設改修等工事費2542万円を、その他の社会教育施設にも設計業務等委託料433万円と施設改修等工事費4020万円をそれぞれ予算化している。

 議会費にも、交付金を活用して議会ICT化事業費を計上。老朽化した音響システムやモニターを改修するとともに、新型コロナ対策でタブレット端末を整備する。分散業務環境整備事業では、市職員の分散業務環境を整備するため、ネットワーク配線や各種端末の整備を進めていく。

 感染症対策以外の事業は、有利な地方債となる緊急自然災害防止対策事業債を活用して冠水対策事業をさらに進めるため、道路新設改良事業費に排水路整備の詳細設計委託料や排水路浚渫工事費を追加した。

 安塚地区公園整備事業は、第2期工事分の実施設計委託料として473万円を計上した。安塚地区の公園は、公共下水道の処理場整備にあたり地区との協定で計画したもので、本年度は第1期工事として面積2.3haの造成を実施している。引き続き21年度は第2期工事を行って、22年度の供用開始を図る。

 公民館維持管理事業は、旭公民館の屋上防水改修に係る実施設計・施工監理委託料と改修等工事費を増額。介護保険助成事業には高齢者施設へ非常用自家発電設備を整備するため、地域介護・福祉空間整備等補助金1335万円を計上する。

 浄化槽整備事業は、県の北浦流域モデル地区単独転換促進事業を活用して浄化槽設置や単独浄化槽転換の補助金を追加した。公共施設整備基金積立金は、決算の剰余金を将来の公共施設の修繕に充当するため、1億8000万円を積み立てる。

 なお追加提出した予算案は、当初提出案から保育幼児教育再編整備推進事業の設計業務委託料589万円と、社会教育複合施設整備事業の設計・工事監理業務委託料922および文化財展示施設改修工事費6131万円のあわせて約7640万円を減額した。保育幼児教育再編整備推進事業は第一保育所と第二保育所、鉾田幼稚園を統合して旧鉾田小学校の校庭に認定こども園を創設する事業で、今回取り下げたのは既存施設解体工事の設計委託料となる。

 また社会教育複合施設整備事業は、旧徳宿小の校舎を活用して郷土資料館、あけぼの館、すずらんルームなどの施設を集約するともに、体育館にスポーツクライミング施設などを整備する事業で、追加工事が必要となったため設計委託料や改修工事費を予算化する予定だった。市はいずれの事業も、精査が必要との理由で取り下げている。

 このほかの議案は、特別会計や企業会計の補正予算をはじめ、防災行政無線(デジタル)整備工事を日本電気茨城支店(水戸市)と4億1250万円で、大洋中学校区統合小学校校舎等新築工事を鈴縫・村上・三芳JV(水戸市)と23億5290万円で契約する工事契約案などがそれぞれ10日に議決を得ている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.