事業推進や予算確保 常陸河川国道に要望 国土強靭化の延長も (県北6号整備期成会)

[2020/11/25 茨城版]

 茨城県北国道6号整備促進期成会(会長・小川春樹日立市長)は20日、常陸河川国道事務所を訪れて、原田昌直所長に県北地域の国道6号の整備促進を求める要望活動を行った。要望書には、事業中区間の早期完成や渋滞対策、公共事業予算の確保など7項目を盛り込み、国土強靱化対策の延長なども訴えた。

 この期成会は日立市と常陸太田市、高萩市、北茨城市、東海村の県北臨海地域4市1村の首長や議会議長らで構成し、14年度に設立した。以来、今後の県北地域の振興を図るうえで、国道6号の機能強化は欠かせないとして、要望活動を展開している。

 今回の要望では、県北臨海地域の既成市街地を南北に連絡する幹線道路が唯一国道6号のみであるために、慢性的な交通渋滞や主要交差点の混雑などが日常的に発生し、産業活動や市民生活に大きな影響を及ぼしていると指摘。この地域の持続的な発展を支える広域的な交流促進や、新型コロナウイルス収束後の産業振興、防災のまちづくりによる国土強靱化には、国道6号バイパス整備をはじめとした機能強化や都市間連絡道路の整備が急務だと訴えた。

 また、昨年の台風19号時には常磐道などの県内高速道路が全面通行止めとなったことも踏まえ、ダブルネットワーク構築による防災性向上や安全で快適な空間確保が必要だとし、国土強靱化に向けた重点的で効率的な取り組みを指摘した。

 こうした状況から、今回の要望では国道6号の着実な機能強化の推進や長期安定的な道路整備と管理が行えるよう、新たな財源の創設などを要請。要望事項として▽国道6号勿来バイパスの早期完成▽国道6号大和田拡幅の早期完成▽国道6号日立バイパス(II期)の早期完成▽国道6号東海拡幅の早期完成▽国道6号桜川拡幅の新規事業化▽国道6号東本町交差点の渋滞ボトルネック対策▽公共事業予算の拡充──の7項目を盛り込んだ。

 要望活動には小川日立市長や副会長の山田修東海村長、監事の大久保太一常陸太田市長ら4市1村の代表者が出席して、それぞれ要望箇所と要望内容を説明した。このうち小川市長は、大和田拡幅と日立バイパスII期事業や桜川拡幅などを説明し国土強靱化対策の延長も訴え、予算確保を求めるとともに事業の進捗に向けた用地交渉などへの協力も約束した。

 これに対し原田所長は、事業費確保への協力に謝意を表し、「国道6号整備の必要性は本省も含めて認識している」と理解を求めるとともに、各要望箇所の状況などを説明して「県北地区の均衡ある発展へ、皆さまと一緒に協力しながら頑張っていきたい」などと応じた。

 今回の要望について小川市長は、現状の国道6号について「一桁国道としても格段に弱い」と話し、幹線機能の強化とバイパス化、4車線化の重要性を指摘。そのバックボーンとなる国土強靱化対策の延長による予算確保を訴え、用地取得などに対しては全面的に協力していく考えを示した。また日立市内の事業については、特に周辺自治体や茨城港日立港区との連携などから大和田拡幅の早期完成を強く求めた。

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