魅力向上へ提案募集 洞峰公園 パークPFI導入に向け(県都市整備課)

[2020/11/27 茨城版]
 県都市整備課は25日、洞峰公園の民間活力導入に係るマーケットサウンディング調査を開始した。洞峰公園のさらなる魅力や利便性の向上を目的に、民間事業者から事業アイデアや事業スキームに関する提案を求め、それを基にPark-PFIなどを活用した魅力向上事業を実施する考え。参加申込と提案書は12月1日から21年1月29日までの期間で受け付け、県は個別対話を経てその結果を基に年度内にも公募指針を作成する。21年度には事業者を公募して施設整備などを進め、22年度の運営開始を予定する。

 県は洞峰公園について、研究学園都市にふさわしい総合公園としてこれまで魅力の向上に努めてきた。一方、都市公園を取り巻くニーズも大きく変化していることから、今後は民間資金やアイディアを活用した新たな公共サービスを提供し、さらなる魅力や利便性の向上につなげることを検討していく考え。

 そこで今回のマーケットサウンディング調査は、民間事業者から広く意見や提案を求めて対話により公園の魅力向上のアイデアや参加しやすい事業条件などを把握することで、今後の官民連携による魅力向上事業の事業者公募に活かすことを目的に実施する。

 洞峰公園は、つくば市二の宮2丁目に1980年7月に開園した総合公園。20haの敷地には太陽熱を利用した屋内温水プールを始め、テニスコートや体育館、多目的フィールド、野球場、フィールドアスレチックなどのスポーツ施設、および洞峰沼の散策路や新都市記念館、有料駐車場を配置する。

 サウンディング調査の対象区域は公園全域とし、自由に提案が可能。実際の事業対象区域の範囲は、今回の提案などを基に今後検討していく。調査対象者は、洞峰公園への民間施設導入について事業主体として関心と意欲を有する民間事業者など(法人または法人のグループ)で、グループで参加する場合は主たる役割を担う代表者を1社選定する。

 提案を求める内容は、▽基本コンセプト▽想定されるエリア▽想定される施設の概要、施設構成、土地利用・配置イメージ等(ハード)▽想定される魅力向上のための仕掛け(ソフト)▽事業実施により高まることが想定される公園の効用、事業効果──とする。また、事業実施条件として▽想定している事業スケジュール、事業期間、営業時間▽想定している事業収益の公園の魅力向上への還元方法▽想定している投資額、管理運営費、事業収入、土地使用料等──も求める。

 提案施設は、公園施設に該当する施設のうち洞峰公園に賑わいや利便性の向上をもたらすと考える施設とし、店舗の規模のものから複合施設まで自由に提案できる。既設の公園施設は撤去や移設が可能なものとして自由に提案できるが、既設公園施設の撤去や移設が必要な場合、その撤去・再設置に係る条件や費用については民間事業者と県で協議する。

 スケジュールは、質問を12月25日まで受け付けるとともに、現地見学会・説明会を洞峰公園内の新都市記念館で12月14日に開催する。個別対話の参加(エントリー)と提案書は12月1日から21年1月29日まで受け付け、21年1月中旬から2月中旬にかけて個別対話を実施して、2月から3月にも調査結果を公表する。

 同課はサウンディング調査後の正式な民間事業者の公募について、現時点では公募設置管理制度(Park-PFI)を活用した事業方式で公募することを想定している。この制度は、公園に設置する飲食店などの収益施設(公募対象公園施設)を公園施設の設置管理許可によって民設民営するものとなる。

 事業期間はPark-PFIの特例措置で最長20年とし、費用は民間資金による施設の整備、管理運営による事業を想定。公募対象公園施設(収益施設)を設置する場所には土地使用料が発生し、特定公園施設の整備費用については民間事業者と県で協議する。

 Park-PFIの全体スケジュールは、20年度にサウンディング調査を実施したあと公募指針を作成し、21年度に事業者を公募して事業者を特定。協定・契約締結のあと工事など事業の準備を実施して、22年度からの運営開始を予定する。事業規模によっては準備期間の長期化が見込まれるため、運営開始が遅れる可能性がある。

 参加申し込みや問い合わせは、県都市局都市整備課公園緑地グループ(電話029-301-4655、Eメールkoen@pref.ibaraki.lg.jp)まで。なお、現在の公園全体の管理運営(指定管理)は洞峰都市整備グループ(代表団体:筑波都市整備株式会社)が、17年4月から22年3月までの期間で行っている。

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