東関道水戸線の連絡調整会議 休憩施設候補地に2カ所

[2021/1/9 茨城版]
 国土交通省やNEXCO東日本などの事業者、および県や沿線の関係自治体などで構成する「東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)事業連絡調整会議」の第3回会合が昨年12月に開かれ、事業の進捗状況や休憩施設の状況などについて意見を交換した。このうち休憩施設は、9月の第2回会合で行方市域(麻生IC~北浦IC間)を候補地とすることを確認していたが、今回は候補地として2カ所が示され、今後は施設形態や地域振興施設などの検討を行いながら候補地の選定を進めていく。

 事業連絡調整会議は地元の県、市と事業の進捗状況や事業実施に向けた課題などの情報共有を図り、事業をより一層推進することを目的に設置するもので、19年12月に初会合を開いた。東関東自動車道水戸線の現在事業中の当該区間(延長30.9km)は、用地を取得した箇所から順次工事に着手しているが、用地取得の目途が立たない状況となっている箇所もあるため、土地収用法に基づく事業認定の申請を行いながら、事業の速やかな進捗を目指している。

 今回の会合は前回に引き続き、事業の進捗状況に関する報告や休憩施設の整備などについて確認した。事業の進捗状況は、施工中箇所の横断函渠・本線函渠・地盤改良・調整池・橋梁上部・橋梁下部工事などが報告された。

 また休憩施設は、道路利用者へのサービス向上の観点から計画するもので、これに加え沿線自治体の振興にも大きく貢献すると期待されるため、地域振興施設併設型の休憩施設を基本に検討している。前回は、行方市内への設置が示された。

 設置場所の検討に当たっては、▽利便性(既存休憩施設からの施設間隔)▽安全性▽土地利用状況▽施工性▽経済性(整備コスト)▽地域振興施設併設の適用性──などを考慮し、総合的な観点から候補地に青沼地内の水戸鉾田佐原線との交差箇所と、両宿地内の国道354号との交差箇所の2カ所が示された。

 休憩施設の整備にあたり、沿線自治体からは「道路利用者の利便性向上に加え、沿線自治体が連携して農産物などの地域資源を有効に活用でき、地域振興がより一層促進される拠点となるよう設置位置を検討してほしい」との意見が出された。これらの意見も踏まえ、今後は具体的な設置候補箇所や休憩施設の整備形態、地域振興施設の併設について、県や沿線自治体、事業者が相互に協力しながら引き続き検討・調整を進めていく。

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