利便施設の設計策定 新年度予算案 岩井中部室棟を改築 (坂東市)

[2021/2/10 茨城版]
 坂東市(木村敏文市長)は5日、21年度当初予算案の概要を発表した。一般会計は前年度当初比1.3%減の204億円で、2年連続で減少した。主な事業は、坂東PA隣接地に計画する地域利便施設やスマートICの整備に向けた検討委託料などに4136万円を確保し、実施設計に着手する。このほか、岩井中学校部室棟の改築工事、猿島公民館耐震補強工事、市営住宅の長寿命化工事などを盛り込んでいる。

  予算編成に当たっては、新型コロナウイルスの影響で税収の増額が見込めない中、全事業を抜本的に見直すとともにさらなる削減を検討。一般会計の普通建設事業費は13億2041万円で、坂東郷土館ミューズや市民音楽ホールの空調設備改修工事の完了などにより、前年度から11%減少した。一般会計に特別会計と企業会計を含めた予算総額は361億1819万円で、一般会計や上下水道事業会計の資本的支出の減額などにより、前年度当初から1.3%減少している。

 主な事業のうち、地域利便施設整備事業には検討委託料として地域利便施設に4136万円、スマートICに484万円を計上した。この施設は当初、「道の駅坂東」として計画していたもので、圏央道に整備予定の坂東PA(仮称)に併設して整備する計画。昨年8月から八千代エンジニヤリングで概略設計を策定しており、年度内にはコンビニやスマートICなどを含めた配置計画を定める。新年度からは、実施設計にも着手する。

 坂東PAは、整備の具体化に向けて18年秋に国やNEXCO、県、坂東市で調整会議を設置し、坂東市も「坂東PA関連事業に関する整備方針検討委員会」を立ち上げるなど具体的な検討を進めている。施設規模は休憩施設が664平方m程度、地域連携施設が1468平方m程度の合わせて1900平方m~2400平方m程度を見込んでいる。

 市営藤田住宅は、A棟の浴室改修工事費3740万円を予算化する。藤田住宅はA棟からG棟まで立地しているが、最も古い1982年建てのA棟(3階建て、18戸)は浴室が旧タイプのバランス釜方式となっていることから、ユニットタイプなどに変更する。藤田住宅では現在、各棟の外壁改修工事も進めており、既にA棟とB棟が完了。今後はC棟以降の棟でも工事を進めていく。

 岩井中学校では、耐震化されていない部室棟を改築するため、工事費5280万円を計上した。延べ453平方mの既存施設を解体後、プレハブ平屋延べ264平方mの新棟を整備する計画で、設計は桜設計事務所(水戸市千波町)が策定した。

 猿島公民館は、耐震補強工事費など4966万円を確保する。この施設は1979年1月に完成し、規模はRC造2階建て延べ2423平方mとなる。また、矢作駐在所の整備用地を確保するため、旧七郷幼稚園と七郷分館の解体工事費など2074万円を予算化。駐在所の開所は24年度を予定する。

 道路関係は、道路維持管理事業費に2億7266万円を確保し、このうち新規事業の路面性状調査委託料に286万円を充てる。道路新設改良事業費には総額6億4597万円、三本松中西線整備事業には6309万円を計上し、新規事業となる危険ブロック塀などの撤去補助金にも50万円を盛り込んだ。

 水道事業会計は建設改良費に2億2284万円を予算化し、このうち延長4251mの配水管布設工事や消火栓(20基)の整備、延長750mの配水小管布設工事などに計1億8629万円を投じる。下水道事業会計は、建設改良費に4億8358万円を計上。主な工事として延長1803mの汚水管渠工事費などに2億9373万円、延長31mの雨水函渠工事などに2150万円、汚泥脱水設備の更新など水処理施設の更新工事委託料に1億6020万円を確保している。

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