牛久阿見IC周辺を開発 新年度予算案 曙地区に街区公園整備(阿見町)

[2021/2/11 茨城版]
 阿見町(千葉繁町長)は9日、21年度当初予算案の概要を発表した。一般会計総額は169億7900万円で、前年度当初比0.1%増と、ほぼ横ばいの水準になった。主な事業は、都市計画道路寺子・飯倉線整備事業に3億1376万円を確保するほか、新規事業で牛久阿見IC周辺開発事業、公園緑地整備事業、石川地区県営土地改良事業などを盛り込んでいる。

 予算編成に当たっては、新型コロナウイルスの影響で町税の大幅な減少が見込まれる中、財源確保に努めながら無駄を排除し、優先順位を付けて見直した。普通建設事業費は、都市排水路整備事業や寺子・飯倉線整備事業などの伸びで土木費が前年比16.5%増となる一方、20年度に実施した霞クリーンセンター整備や地区公民館整備事業、小中学校の改修事業などの減額が影響し、全体では前年比29.6%減の15億8148万円となった。特別会計と企業会計を合わせた総額は311億8172万円で、特別会計と企業会計が両方伸びたため、全体では前年度比2.3%の増となっている。

 主な事業のうち、新規の牛久阿見IC周辺開発事業には調査委託料1925万円を予算化する。この事業は、圏央道の4車線化やICアクセス道路の整備進捗に合わせ、利便性の向上が予想されるIC周辺を対象に生産・流通系の土地利用を検討するもの。想定地域はIC周辺の約60haで、新年度は実態調査やまちづくり基本構想などを整理するほか、地権者の意向調査や企業などの需要調査を実施する。

 公園緑地整備事業は、測量・設計委託料など1795万円を盛り込み、曙地区の街区公園整備に着手する。対象は曙地区の都市計画道路西郷・大室線沿いの面積約1万平方mで、町民参加のワークショップなどを開催しながら、4年間で2億200万円を投じて24年度の事業完了を目指す。

 石川地区では県営土地改良事業を計画し、25年度の着工に向けて準備を進める。対象は石川上坪地区の約13ha(地権者26人)で、農地整備により担い手へ集積化し、収益性の向上を図る。21年度から、土地利用意向調査や県による計画調査などに着手する。

 都市計画道路寺子・飯倉線整備事業は、引き続き用地買収を進めるほか舗装工事にも着手する。この路線は、西側の14年5月に供用を開始した中郷寺子線と荒川沖寺子線の接続部から、東側の阿見東部工業団地付近まで、延長約1650m、幅員17mで計画する。事業期間は15-24年度の10年間で、総事業費には約16億円を投じる。これまで用地取得などを進めていたが、新年度から舗装工事にも着手して、24年度早期の開通を目指す。

 このほか、道路関係では道路橋梁維持補修事業費に3億6771万円を確保し、道路の維持補修や9路線(延長3500m)の舗装修繕工事、交通安全施設工事などを行う。道路新設改良事業は西方、二区南、霞台、青宿の4路線(延長約293m)の舗装工事に8799万円を投じる。都市排水路整備事業は前年度から1億5900万円を増額し、中央7丁目の調整池整備などに着手する計画だ。

 公共下水道(汚水)事業は5億0010万円を計上し、荒川本郷地区や筑波南第一工業団地地区、筑見地区などで汚水管渠工事を行う。水道事業は配水施設整備事業費に3億3766万円、老朽管布設替事業費に5490万円を予算化し、福田・三区上・塙・飯倉二区・中吉原地区などで延長約8300mの配水管路布設工事を行う。

 民間保育施設整備事業費補助金には2億2725万円を確保し、荒川本郷地内に設置する民間保育園の整備を支援する。町は昨年6月から町民間保育所設置・運営法人を募集し、これに応じて社会福祉法人つぼみ会(榎本一雄理事長、東京都北区)が150人規模の保育園を整備する。工事は21年度中に終え、22年度4月の開園を予定する。

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