大宮停車場に駅広 第2回都計審 宮中清水線は部分廃止に(県都市計画審議会)

[2021/3/31 茨城版]
 県都市計画審議会(会長・中川喜久治県商工会議所連合会副会長)の20年度第2回審議会が29日、県庁舎内の会議室で開かれた。大宮都市計画道路の変更の付議案1件を審議し、「原案のとおり可決」として同日付で県知事に答申した。大宮都市計画道路の変更は、JR常陸大宮駅周辺市街地の活性化に係る変更として3・4・1大宮停車場線に駅前広場を追加し、線形も変更する。また長期未着手路線の見直しに係る変更では、3・4・4宮中清水線を部分廃止する。

 常陸大宮市は常陸大宮駅周辺整備事業で、区域内の道路や駅舎・自由通路、東口・西口広場、公園、交流拠点、下水道などの整備を推進している。県決定となる都計道大宮停車場線はこれと連動し、駅の北東側に医療機関や福祉施設が集積していることから、それら施設の利用者の安全・円滑な移動に配慮した道路計画へと変更する。

 当初は延長180m、幅員16mの道路として計画していたが、変更後は起点に面積約1820平方mの東口駅前広場を設けて、延長を約190mに延伸。また線形も、当初は両側に拡幅する計画だったが、北側沿道に店舗などが張り付いていることから南側のみを拡幅するよう変更する。

 大宮停車場線の北側には4.5mの歩道幅員を確保し、歩行訓練や機能回復訓練にも活用できるような歩道を整備することで健康づくりを推進する。あわせて常陸大宮市も、常陸大宮駅西口通り線と常陸大宮駅東西自由通路線の2路線を新たに決定して、面積約4160平方mの西口駅前広場と東西の駅前広場をつなぐ延長70mの自由通路の整備を計画する。

 長期未着手路線の見直しは、宮中清水線の起点側の一部を廃止して、延長を当初の約4430mから約3950mへと変更する。あわせて常陸大宮市も市決定で、3・4・2東富大塚線を部分廃止し、東富栄町線へと名称変更する。

 大宮都市計画道路は9路線中3路線が事業未着手であり、これらについて社会情勢の変化や長期にわたって建築制限をかけていることなどを考慮して、18年に見直し方針を策定。その結果、2路線は一部区間を廃止し、大宮停車場線は計画を変更して存続させることにした。

 県決定の宮中清水線は1965年に都市計画決定されたが、74年に富岡橋の架け替えを含めて国道293号が改良されたことで、近傍に別ルートが確保されその必要性が薄れていた。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.