新総合体育館整備の基本計画 総事業費に46億円(常陸太田市)

[2021/4/6 茨城版]
 常陸太田市はこのほど、新総合体育館整備基本計画を策定した。山吹運動公園内にある既存の市民体育館を敷地内に移転改築する計画で、本年度は基本設計などにも着手する。工事は外構工事を含めて23-25年度の3カ年で進め、26年度の供用開始を目指す。総事業費は46億円を見込んでいる。

 現在の市民体育館は1977年7月の完成で、RC造2階建て(S造屋根)延べ2405平方mの規模。内部にはアリーナや柔剣道室・卓球室、会議室などが設置されている。12年度に耐震補強工事を行っているが、築後40年以上が計画して老朽化が進んでいる。

 また空調がなく夏場の使用に支障があることや、トイレの数の不足、狭あい化、観覧席(現況212席))や駐車場の不足、バリアフリー化への対応など課題が多いことなどから、スポーツ施設整備計画に基づき新施設の整備計画に着手。昨年の市民アンケートでは、約8割の市民が整備の必要性を指摘している。

 基本計画では、整備コンセプトに「誰もが気軽にスポーツを楽しみ 夢を育み賑わいが生まれるスポーツアリーナ」を掲げ、整備方針は▽市民の誰もが利用でき、すべての人にやさしい体育館▽人が集い、交流拠点となる体育館▽トップレベルの大会等に対応する体育館──を設定。新たな施設はRC造2階建て、総延べ面積約6800平方m(スポーツ施設4090平方m、附帯施設2260平方m、その他450平方m)を想定している。

 メインアリーナはバスケットボール(28m×15m)2面を基本に1800平方m程度(47m×38m)とし、観覧席は2階に1000席程度を確保するほか、メインアリーナの可動式観覧席を合わせて約2000席程度とする。このほか、サブアリーナや多目的ルーム、トレーニングループ、附帯施設、大型ビジジョン、空調設備、バリアフリー機能などを設置する。

 防災機能は、隣接する源氏川が浸水想定区域となるため風水害時の避難場所の開設は困難だが、地震災害時には避難所となるため非常用電源や防災倉庫、耐震性貯水槽、屋外のマンホールトイレなどを検討する。

 配置計画は、現在の都市計画上の制約で施設規模を最大100平方mほどしか拡大できないことから、用途地域を変更し運動広場西側の芝広場と相撲場の位置に移転する。一部は徳川ミュージアムの土地を活用する。

 概算事業費は、本体工事費37億円、外構工事費6億円など、総額約46億円を試算する。本年度の当初予算には、基本設計委託料4452万円、地質調査委託料2316万円、測量調査設計委託料1543万円などを計上した。22年度は実施設計や造成工事などを行い、23年度から着工して本体工事は23-24年度の2カ年、外構工事は25年度に実施し、26年度の供用開始を目指す。

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