洞峰公園の民活調査を公表 年度内にも公募へ(県都市整備課)

[2021/5/29 茨城版]
 県都市整備課は21日、昨年度に実施した「洞峰公園における民間活力導入に係るマーケットサウンディング調査」の結果を公表した。調査には現地見学・説明会に15者、事業提案書提出・個別対話に10者が参加。このうち、ハード面では飲食施設やアウトドア施設、スポーツ施設などの整備について提案を受けた。県では今回の市場調査を参考したうえで、本年度中にも事業者の公募を予定する。

 今回の調査は、都市公園を取り巻くニーズが大きく変化していることを受け、民間の資金やアイディアを活用した新たな公共サービスを提供し、洞峰公園のさらなる魅力や利便性の向上につなげることを検討するもの。検討の際には、サウンディング調査として、民間事業者との対話を通して、事業アイディアや参加しやすい事業条件を把握し、今後の事業者公募につなげていく。

 洞峰公園は研究学園都市にふさわしい総合公園として、自然樹林や洞峰沼をいかしつつ、スポーツやさまざまなレクリエーション活動が楽しめるオープン施設として整備してある。20haの敷地内には屋内温水プールやテニスコート、体育館、多目的フィールド、野球場、新都市記念館、駐車場を配置する。

 サウンディング調査の対象区域は洞峰公園全域とし、自由な提案を求めた。提案内容については、▽基本コンセプト▽想定するエリア▽想定する施設の概要、施設構成、土地利用・配置イメージ(ハード)▽想定する魅力向上のための仕掛け(ソフト)▽事業実施により高まることが想定できる公園の効用、事業効果──などを求めた。

 また、実施条件では▽想定する事業スケジュール、事業期間、営業時間▽想定する事業収益の公園の魅力向上への還元方法▽想定する投資額、管理運営費、事業収入、土地使用料──などの提案を受け付けた。

 サウンディング調査は現地見学会を昨年12月14日、個別対話を2月8日から4月20日に実施し、このほど調査結果の概要を公表した。

 提案箇所はアリーナ棟や新都市記念館、洞峰沼北側芝生広場、多目的フィールド、野球場、フィールドハウス周辺などで、ハード整備については、飲食施設やアウトドア施設、スポーツ施設、ウエディング施設、コワーキング施設、eスポーツ施設などの提案を受けた。また、ソフト対策ではマルシェ開催やスポーツ教室、サイエンス教室、夜間ライトアップ、防災支援などの意見が出た。

 事業方式については、パークPFIやPFI事業など、各事業の規模に応じた提案があった。事業期間については、10年や20年、それ以降の延長も視野に入れた事業者がいたという。

 事業参入にあたっての課題では、▽駐車場の台数不足▽既存の施設の老朽化(新たな導入施設と連携を考えた場合)▽新たな施設整備を実施する際の行政からの費用負担──などで意見が出た。

 県都市整備課では今回の市場調査を参考したうえで、内部で事業内容や公募条件の検討を実施していく。事業の方向性がまとまり次第、本年度中にも事業者の公募を行う予定だ。

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