公募型プロポを開始 新桜川消防署建設の設計(筑西広域事務組合)

[2021/6/3 茨城版]
 筑西広域市町村圏事務組合はこのほど、「桜川消防署庁舎建設基本・実施設計業務委託」の公募型プロポーザルを告示した。予算額は税込1億3053万1000円とし、履行期間は22年3月31日までに設定した。参加表明書の提出期限は9日まで受け付ける。審査は2段階方式で評価し、7月14日にも最優秀者1者と優秀者1者を特定する予定だ。なお、庁舎建設の概算工事費は税込14億円を上限に設定。建設工事は22-23年度の2カ年で実施し、23年度中の運用開始を目指す。

 この事業は桜川消防署と大和分署を統合し、移転改築を行うことで新たな防災拠点を整備する。既存施設については、桜川消防署(RC造平屋436平方m)が桜川市西桜川に立地し、敷地面積は1810平方m。1974年に旧岩瀬消防署として開設したが、事務室や仮眠室などの老朽化や狭隘化が課題となっている。また、羽田地内の大和分署庁舎は東日本大震災で被災し、現在はプレハブ仮庁舎で業務を行っている状況にある。

 同組合は増加する救急出動や多様化・大規模化する特殊災害に適切に対応し、人員を集約してバランスの取れた職員配置を図るため、2施設を統合することを決定。20年度には消防防災科学センター(東京都三鷹市)で消防力の適正配置調査を実施した。

 新消防署の建設場所は桜川市鍬田地内の旧県西総合病院跡地に決定。跡地約1万7000平方mのうち約1万平方m程度の敷地に、消防庁舎(車庫含む)のほか、訓練棟、倉庫などを設置する。敷地の南側約3000平方mは、平時は福祉センターの駐車場として利用するが、有事には避難所や集結拠点として広域消防との共同利用を図る。

 建物の延べ面積は約3000平方m程度を見込み、職員数は19人体制に設定。施設は災害に強い消防施設とするほか、災害応急対策拠点としての機能もあわせて整備する。このほか、訓練施設の充実や、緊急時ヘリコプターの離発着、新エネルギー資源の積極的活用、環境に配慮した経済性の高い施設などの機能も盛り込んだ。

 参加資格は同組合の入札参加資格者名簿にコンサルタント(建築設計事務所)で受付されている者で、一級建築士事務所に登録し、筑西広域圏内に本店または支店を有することなどが求められる。なお、プロポーザルの参加者は、協力事務所を加えることができる。

 設計者の選定にあたっては、委員7人で構成する選定委員会で審査する。11日に第1次審査(書類審査)を行って第2次審査への参加者5者を選定し、その結果は14日に通知する。技術提案書の提出期限は7月6日で、プレゼンテーションとヒアリングによる第2次審査は7月12日、結果は14日に通知する予定だ。

 詳細についての問い合わせは、消防本部総務課庁舎建設担当(電話0296-24-4552)まで。

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