跡地は3市で協議 ごみ焼却施設の解体を公告(かすみがうら市)

[2021/6/17 茨城版]
 かすみがうら市は15日、「ごみ焼却施設解体工事」の一般競争・電子入札を公告した。開札日は7月27日で、予定価格は12億6392万9000円とし、工期は23年3月31日までに設定した。入札参加形態は2者または3者JVとし、JVの参加申請は28日まで受け付ける。工事は議会案件となり、9月議会で承認を受けた後に着工する予定だ。なお、今回の発注でごみ焼却施設解体に関する工事はすべて完了となる。跡地の活用方法は現時点で未定だが、今後は旧新治地方広域事務組合の構成市であった、かすみがうら市と土浦市、石岡市の3市で協議したうえで決定していく考えだ。

 旧新治地方広域事務組合施設解体事業は、昨年度末で解散となった新治地方広域事務組合が運営していた施設を解体するもの。同組合はかすみがうら市と土浦市、石岡市の3市で構成し、かすみがうら市上佐谷に位置するごみ処理施設「環境クリーンセンター」と老人福祉センター「ふれあいの里」を管理していた。しかし、施設の老朽化に加え、ごみ処理事業の広域化の流れを受けて、組合は解散。土地や建物などの財産はかすみがうら市に譲渡し、このほど解体工事を実施することになった。

 解体の対象は環境クリーンセンターとふれあいの里、井水送水管などの施設となる。なお、解体工事の設計は日産技術コンサルタント茨城出張所(水戸市)が策定した。

 このうち、環境クリーンセンターは1995年に竣工し、ごみ焼却施設や粗大ごみ処理施設などで構成。敷地2万4500平方mの中には工場棟や管理棟(RC造3階建て、延べ1502平方m)、煙突(外筒RC造、内筒鉄板製、高さ45m)、ストックヤード、車庫棟などが立地している。

 工場棟にはごみ焼却施設(RC造・S造地下1階・地上3階建て、延べ3517平方m)と粗大ごみ処理施設(RC造・S造地下1階・地上3階建て、延べ1443平方m)がある。処理能力はごみ焼却施設が1日あたり120t(60t×2炉、16時間稼働)、粗大ごみ処理施設が30t(4種選別)であった。

 工事では、▽ごみ焼却施設▽粗大ごみ処理施設▽管理棟▽ストックヤード▽ビン選別施設▽カン・不燃物ストックヤード▽廃プラスチック油化設備▽廃プラスチック自動選別設備▽車庫棟1▽車庫棟2▽洗車場▽新聞・雑誌ストックヤード▽焼却灰ストックヤード▽可燃粗大ごみせん断機▽ペットボトル不燃残渣ストックヤード▽ポンプ小屋▽旧プレス機室▽エアシャワー室▽五反田ポンプ室▽付帯設備──などを解体する。

 ふれあいの里はクリーンセンターに隣接し、敷地面積は1万2242平方m。建物の構造・規模はRC造平屋739平方mで、内部には温浴施設や大広間、多目的室、マッサージ室などを配置する。工事では施設の解体に加え、ゲートボール場や休憩所、倉庫の解体も実施していく。

 入札参加形態は2者または3者JVとする。このうち、代表構成員はかすみがうら市における解体工事の認定を受け、解体工事900点以上で特定建設業の許可を有することなど。施工実績については、一部事務組合や広域連合を含む地方公共団体の所有する一般廃棄物焼却施設(処理能力1日あたり120t以上)の解体工事を実施したことが求められる。

 構成員2は、かすみがうら市または土浦市の旧新治村地区、石岡市の旧八郷町地区のいずれかに本店を有し、かすみがうら市、土浦市または石岡市の解体工事の認定を受け、解体工事600点以上900点未満であること。3者JVの場合の構成員3は、地域要件は構成員2と同じで、解体工事350点以上900点未満などが求められる。

 JVの参加申請は28日までとし、審査結果は7月1日までに通知する。参加資格確認申請の受付は7月2日から8日までとし、入札書は7月13日から20日まで受け付ける。

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