道の駅基本構想と基本計画 常陽産業を選定(大洗町)

[2021/6/19 茨城版]
 大洗町は16日、「道の駅おおあらい基本構想・基本計画策定業務委託」の公募型プロポーザルについて、受託候補者に常陽産業研究所(水戸市)を選定した。近く同社と契約を締結し、基本構想に着手する。また、町では7月にも検討委員会を立ち上げ、検討を進めていく。順調に行けば、本年度中に建設地や整備手法などを決定し、来年度から基本・実施設計に取り掛かる。工事については23年度からの実施を予定している。

 道の駅整備は、國井豊町長が昨年の選挙の際に、掲げていた公約のひとつとなる。國井町長の当選を受けて町では、昨年の秋から内部で道の駅整備に向けた検討を進めてきた。本年度の当初予算には、基本構想委託料をはじめとする道の駅整備関連事業の委託料などを計上している。

 町では道の駅整備により、賑わいや新たな雇用の創出のほか、町内に点在する観光地を繋ぐ観光拠点としての役割も期待している。そのため、整備の際には道の駅基本3機能である休憩と情報発信、地域連携に加え、町の複合型交流拠点施設としての機能も追加した施設を検討していく。なお、現時点で建設地や整備手法は決まっておらず、基本構想内で決定していく。

 今回実施したプロポーザルのうち、基本構想では、▽計画条件の整理▽基本理念の検討▽導入機能についての基本方針の検討▽立地計画の検討▽整備および管理運営手法の検討──を行う。

 このうち、基本理念については現時点で、▽本町の地理的優位性を活かした交流人口の拡大▽地域住民の日常的な利用の確保および促進▽本町の優良な海産物をはじめとする、地域資源の活用による地域経済の好循環▽来訪・再来訪につながる本町の魅力発信──を掲げており、その実現に向けて基本的な機能のほか、防災拠点や交通連結、既存の集客施設との相乗効果を発揮するための条件を整理していく。

 続く基本構想では、▽利用者ニーズ調査▽導入機能および施設規模の検討▽配置計画の策定▽概算事業費の算出▽事業手法の検討▽道の駅利活用による地域振興の検討▽事業スケジュールと今後の課題検討──などを実施する。

 常陽産業研究所と契約を締結した後は7月ごろにも外部有識者で構成する検討委員会を立ち上げて検討を進める。委員会ではまず、町内に道の駅が必要かどうかという項目から開始し、建設場所やその機能などについて議論を行う。

 今後のおおよそのスケジュールは、本年度内に基本構想と基本計画を策定し、22年度から基本・実施設計に着手する。建設工事については23年度からの着工を目指す。

 また、道の駅整備の関連として、敷地内に大規模な太陽光パネルの設置を予定する。これは道の駅で消費する電力について、自前で賄うことを目的に計画している。本年度の当初予算に代替エネルギー設備導入可能性調査委託料を計上し、設備設置の可否などを判断していく。

 この調査業務については、プロポーザルでの実施を予定する。現在は告示に向けた準備を行っており、7月中にも告示する見通しだ。

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