中心市街地の都市再生計画 複合施設を整備(かすみがうら市)

[2021/6/22 茨城版]
 かすみがうら市は中心市街地地区の都市再生整備計画に着手した。目標に「広域拠点にふさわしい都市環境の整備による中心市街地のにぎわいの再生」を掲げ、神立駅前周辺の利便性向上と快適な歩行空間の形成と、魅力ある交流拠点・滞留空間の創出を目指していく。事業期間は21年度から25年度までの5カ年とし、基幹事業に総額29億5800万円を投じる。主な事業には複合交流施設建設や神立駅の歩行者専用道路整備、公園整備などを盛り込んだ。

 対象地域はJR常磐線神立駅周辺の約62haとなる。この地区は市の中心的な商業地を形成しているが、人口減少に伴い、都市の活力がやや低下していることが課題となっている。

 課題解決に向け、市民の交流の場となる複合交流施設の整備を行う。その際には行政窓口機能や学習スペース、図書スペース、子育てコーナーなどの機能を集約する。

 神立駅前周辺では現在、土地区画整理事業を実施しており、これにあわせて街路などを整備し、駅周辺の利便性向上も図っていく。

 整備方針には、「神立駅周辺の利便性向上および快適な歩行空間の形成」と「魅力ある交流拠点・滞留空間の創出」の2項目を設定した。

 このうち、快適な歩行空間の形成では、立地適正化計画に掲げた「神立駅から神立停車場線沿道を中心に居心地よく歩いて暮らせる空間形成」を実現するため、神立駅東口歩行者専用道路を整備する。歩道整備に加えて、照明施設や植栽・緑化施設の整備も実施していく。神立停車場線における歩行空間の形成や生活道路の歩道整備も実施し、駅への歩行動線を確保して中心市街地の利便性向上を図る。

 交流拠点の整備については、同じく立地適正化計画に掲げた「市民ニーズを踏まえた神立駅周辺における都市機能の複合化」や「地域ニーズに対応した公園・緑地の確保」を実現するため、複合交流拠点と地域ニーズに対応した公園を整備する。その際には、公園内に地域防災施設を併設し、地域防災力の向上を図る。

 都市再生整備計画に関連する事業については、複合交流拠点施設整備で基本設計及び測量調査等業務委託料に4672万円を予算化。また、同施設の用地取得費は22年度までの債務負担行為に11億円を設定。順調に行けば、基本設計策定後は、22年度に用地取得と実施設計、23年度からの着工を予定する。

 このほか、神立駅東口歩行者専用道路整備工事費に6413万円、神立停車場線自転車マーク設置業務委託料に200万円などを盛り込んだ。このうち、歩道整備では、駅東口の線路沿いに歩行者専用道路を整備する。

 以下、主要事業は次の通り(▽事業箇所名=[1]規模[2]事業期間[3]全体事業費)。
【基幹事業】
▽神立駅東口歩行者専用道路=[1]W2.4~4m、L110m[2]21年度[3]4990万円
▽市道8-0381号線歩道整備=[1]W6.7、L275m[2]21-25年度[3]1億5830万円
▽公園=[1]1万5341平方m[2]21-24年度[3]14億1030万円
▽防災倉庫=[1]1棟[2]24年度[3]500万円
▽歩行者専用道路照明施設=[1]5基、L110m[2]21年度[3]1100万円
▽歩行者専用道路カラー舗装=[1]197平方m[2]21年度[3]330万円
▽神立停車場線照明施設=[1]96基、L1500m[2]21-24年度[3]2億0080万円
▽神立停車場線自転車ナビマーク=[1]150カ所、L1500m[2]21-22年度[3]800万円
▽複合交流施設=[1]1556.5平方m[2]21-23年度[3]11億1130万円

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