BMXコースを追加 学校跡地の自転車拠点整備(つくば市)

[2021/7/10 茨城版]
 つくば市は旧筑波東中学校跡地にサイクリスト向けの自転車拠点施設の整備を進めている。市ではこれまで校舎棟のリノベーションや駐車場整備などに取り組んできたが、このほど、グラウンド部分に新たにBMXレーシングコースを追加する計画を公表した。規模は8400平方m程度を想定し、国際大会に対応したコースとして整備していく。コース整備の設計委託料は補正予算で確保する予定で、本年度内に策定する。工事は来年度に着工し、23年度の供用開始を目指す。

 旧筑波東中学校は「つくば霞ヶ浦りんりんロード」と、週末には100人規模のサイクリストで賑う「不動峠」の双方に近接する旧筑波町エリアに位置する。特に「りんりんロード」は国からナショナルサイクルルートに指定され、20年度には10万人超のサイクリストが訪れている。市は自転車利用の観点から好立地であると考え、ジオパーク中核拠点整備と併せて、自転車拠点の整備計画を提案し、これまで「自転車のまちづくり推進委員会」で検討を重ねてきた。

 その結果、自転車拠点や筑波ジオパーク中核拠点施設として、同校のリノベーションを行うことになった。現在は校舎棟のリノベーションと駐車場整備について、のあ設計事務所(つくば市)が策定を進めている。

 こうした状況において、市内に本拠地を置く自転車チーム「弱虫ペダルサイクリングチーム」と自転車施策における協働を検討するなかで、BMXコース設置案が浮上した。サイクリストの単なるシャワー施設などの利用だけではなく、BMXコースを設置することで長時間利用が可能となり、地域経済への波及効果を期待している。同チームとは7日に、自転車利用の推進や安全利用啓発、地域経済振興の実現など、社会課題の解決を目指した連携協定を締結した。

 BMXレーシングのコースの最大規模はコース長380m、整備面積8400平方mを想定。国際大会に対応したコースとする見込み。このほか、こども用コース(コース長100m、面積1250平方m)やフリースペースを配する考えだ。なお、整備計画についての地元説明会は3日に旧筑波東中学校で開催している。

 市では年内にも補正予算でコース整備の設計委託料を予算化し、年度内に設計を策定する考え。工事着工は22年度を予定し、23年度の供用開始を目指す。

 現在設計を進めている校舎棟のリノベーションでは、屋上や外壁の全面改修設計、内装改修などを行う。校舎棟の1~2階を利用する予定で、東側へ自転車拠点を設置するほか、西側は筑波山地域ジオパーク中核拠点施設を整備する計画だ。

 自転車拠点としては、1階に自転車整備・組立場+駐輪場(約250平方m)をはじめ、管理事務所(約190平方m)、レンタサイクル保管スペース(約50平方m)、トイレを配置。2階にシャワー室・更衣室(約65平方m×2部屋)やトイレを設ける。

 ジオパーク中核拠点施設としては、1階に案内所・ジオパーク概要施設(約160平方m)、特別展示室(約65平方m)、展示室(約85平方m)、交流スペース(約50平方m)などを整備する。2階には事務所(約224平方m)や実験室(約85平方m)、会議室(約65平方m)などの設置を予定している。

 施設は北条地内に立地しており、敷地面積は3万7273平方m。敷地内には校舎棟(RC造3階建て延べ3970平方m)と体育館(S造2階建て延べ1392平方m)、武道場(S造平屋574平方m)があるが、今回は校舎棟の一部をリノベーションして利用する。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.