桜川消防署の移転改築事業 基本・実施設計に着手(筑西広域事務組合)

[2021/7/17 茨城版]
 筑西広域市町村圏事務組合は13日、「桜川消防署庁舎建設基本・実施設計業務委託」に係る公募型プロポーザルで、最優秀者にandHAND建築設計事務所(つくば市)を選定した。7月末までに契約を締結し、本年度中に基本・実施設計の策定を行う。工事は22年度から着工し、23年度中の運用開始を目指す。

 この事業は桜川消防署と大和分署庁舎を統合して、移転改築を行うもの。桜川消防署は桜川市西桜川に位置し、施設の構造・規模はRC造平屋436平方m、1974年に竣工。旧岩瀬消防署として開設したが、事務室や仮眠室などの老朽化と狭あい化が進んでいる。一方、羽田地内にある大和分署庁舎は東日本大震災で被災し、現在はプレハブ仮庁舎で業務を行っている状況にある。

 こうした課題を踏まえ、同組合は増加する救急出動や多様化・大規模化する特殊災害に適切に対応し、人員を集約してバランスの取れた職員配置を図るため、統合計画に着手。20年度には消防防災科学センター(東京都三鷹市)で消防力の適正配置調査を実施し、このほど移転改築を行うことになった。

 建設場所は桜川市鍬田地内の旧県西総合病院跡地1万7000平方mとなる。このうち、1万平方mに消防庁舎や訓練棟、倉庫などを整備する。南側約3000平方mでは、平時は福祉センターの駐車場として利用するが、有事には避難所や集結拠点として広域消防との共同利用を図る。また、桜川市では敷地東側道路の拡幅工事を実施していく。

 建物の延べ面積は約3000平方m程度とし、職員数は19人体制とする。施設は自らが災害に強い消防施設として整備するとともに、災害応急対策拠点としての機能を追加。訓練施設の充実を図り、緊急時ヘリコプター離発着機能を適切に発揮できる施設とするほか、新エネルギー資源を積極的に活用し、環境に配慮した経済性の高い施設とする。概算工事費は税込14億円に設定した。

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