那珂川大橋の架替 主要事業 大洗友部BPで道路改良(県水戸土木)

[2021/8/7 茨城版]

 県水戸土木事務所(羽成英臣所長)はこのほど、本年度の主要事業をまとめた。幹線道路の整備では、国道245号那珂湊拡幅(湊大橋)の橋面工事や、国道355号石岡岩間拡幅の道路改良舗装、国道123那珂川大橋架替の橋梁詳細設計、大洗友部線バイパスの道路改良舗装、茨城空港アクセス道路の道路改良舗装などを予定。河川改修では桜川や沢渡川、石川川、涸沼川(笠間、中流)で工事を行う。このほか、海岸事業は大洗海岸と磯浜海岸で浸食対策、急傾斜対策事業では弁才天2地区での整備を実施。都市計画事業では水戸駅平須線整備と中大野中河内線(酒門工区)のほか、偕楽園での好文亭耐震補強、笠間芸術の森公園での木道更新を予定する。橋梁の耐震化では、2橋の耐震補強を進めていく。

 同事務所の本年度の事業方針は、防災・減災の観点から災害に強い県土づくりを進めるとともに、「活力があり、県民が日本一幸せな県」の実現に向け、道路・河川・都市施設の整備など社会資本の基盤となる事業を重点的・効率的に進めると定めた。
【幹線道路の整備】

 国道245号那珂湊拡幅(湊大橋)事業では、交通渋滞解消に向けて4車線化を進める。湊大橋は12年度に暫定2車線、片側歩道で新橋の供用を開始した。引き続き残る2車線分を整備していく。本年度は橋面工事と道路改良舗装工事、護岸工事を予定する。全体計画は常陸大宮土木事務所分も含めて延長4800m、幅員25mで、総事業費158億円。水戸土木事務所分の進捗状況は97%となっている。

 国道355号石岡岩間拡幅事業は、19年度から石岡市から笠間市までのバイパスの4車線化を実施している。10年までに暫定2車線で供用したが、交通量の増加を受けて、渋滞緩和対策のために4車線化を行う。本年度は道路改良舗装工事を実施していく。全体計画は土浦土木事務所分も含めて延長7850m、幅員25mで、総事業費51億円。進捗状況は100%となる。

 国道123号那珂川大橋架替事業は、幅員が狭く、老朽化した橋梁の架け替えを行う。本年度は橋梁詳細設計に取り組む。全体計画は延長324m、幅員13mとし、進捗状況は2%となる。

 大洗友部線バイパス事業は、茨城町小鶴から笠間市仁古田まで約7kmのバイパスを整備している。3月には400mを開通するほか、これまでに西側約4kmを供用している。本年度は道路改良舗装工事や用地取得、調査・設計などを行う。全体計画は延長6850m、幅員27mで総事業費は95億円。進捗状況は78%になっている。

 茨城空港アクセス道路整備事業は、常磐道小美玉スマートICと茨城空港を直線的に結ぶ道路を整備する。20年8月に3400mを供用開始し、これまでに全体延長9600mのうち、7600mが開通している。本年度は道路改良舗装工事を実施していく。進捗状況は100%となる。
【河川改修事業】

 桜川ふるさとの川整備事業は、これまでに浸水被害の解消を目的に整備進め、調整池の暫定掘削が完了した。全体計画は延長4200m、総事業費195億円。進捗状況は83%で、現在は支川沢渡川において改修を行っている。

 沢渡川河川改修事業は、桜川とあわせて計画流量を安全に流下できるよう整備を進めており、近年は偕楽園下の冠水対策として、暫定排水路工事を実施した。本年度は捷水路工事用進入路工事を行う。全体計画は延長2900mで、総事業費90億円。進捗状況は28%となる。

 石川川河川改修事業は、下流域にある集落の浸水被害の軽減を図るため、掘削や築堤による整備を進めている。これまでに三又橋の改築が完了。現在は石川橋と取水堰の整備を行っており、本年度は取水堰上部工事を予定する。全体計画は延長2400mで、総事業費34億円。進捗状況は54%となっている。

 涸沼川(笠間)河川改修事業では、周辺の景観や地域整備に調和した良好な水辺空間を形成するための整備を進めていている。本年度は河川護岸工事と排水管工事を行う。全体計画は延長2400mで、総事業費3・9億円、進捗状況は94・1%となる。

 涸沼川(中流)河川整備事業は、浸水被害を解消するため、流下能力が不足している南吉原地先の河道掘削や南吉原・上加賀田地先などで屈曲箇所の河道掘削と竹の伐採を行っている。本年度は河川護岸と河道掘削工事を実施していく。全体計画は延長9500mで、総事業費6・3億円。進捗状況は42%となる。
【海岸事業】 

 大洗海岸浸食対策事業は砂浜の拡大を図り、治山事業と連携して海岸保全・景観の改善を行うとともに、自然豊かな海浜空間の創出を進めていく。本年度は養浜工(粗粒材)5400立方mを行う。全体計画は延長4662mで、総事業費79億円で、進捗状況は33%となっている。

 磯浜海岸浸食対策事業では、砂浜の安定を目的に突堤の整備と養浜を実施する。本年度は根固ブロック製作を行う。全体計画は突堤延長70m、養浜工3400立方m、総事業費5.6億円。進捗状況は14%となる。
【急傾斜地崩壊対策】

 弁才天2急傾斜地崩壊対策事業では、集中豪雨による斜面崩壊の危険性が高いことを受けて、緊急輸送路機能確保のため工事を行う。本年度は法面工事を実施していく。全体計画は延長370m、総事業費は7.5億円に設定。進捗状況は42%となっている。 
【都市計画事業(街路)】

 水戸駅平須線整備事業は該当区間の渋滞緩和と、老朽橋の架替を行う。これまでに、暫定2車線(橋梁部)の供用や、南側交差点部の道路切替を実施。本年度はJRへの委託や道路改良舗装工事を行う。全体計画は延長610m、幅員25m(4車線)で、総事業費約74億円となり、進捗状況は98%となっている。

 中大野中河内線(酒門工区)整備事業は、中心市街地の渋滞緩和や水戸勝田環状道路の整備を目的とする。本年度は用地取得と道路改良舗装工事を予定。全体計画は延長997m、幅員25m(4車線)、総事業費40億円に設定。進捗状況は76%となる。 
【都市計画事業(公園)】

 偕楽園公園および弘道館整備事業では、「偕楽園魅力向上アクションプラン」に基づき、同園の魅力向上を図っていく。本年度は好文亭の耐震補強や、園路を石張りに変更する改修工事、ガイダンス施設展示整備工事などを実施する。総事業費は202億円となり、進捗状況は88.8%となっている。

 笠間芸術の森公園整備事業では、防災機能強化のための整備を進める。本年度は木道の更新工事を実施していく。総事業費は167億円に設定し、進捗状況は99.2%となる。 
【橋梁の耐震化事業】

 既設橋梁の耐震補強事業は、緊急輸送道路で対策の必要な橋梁の耐震化を進めている。本年度は常盤陸橋・水戸橋の耐震補強工事を実施していく。全体計画は国道118号中河内内陸線など14橋が対象。これまでに12橋の耐震補強工事が完了している。

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