養蚕橋で橋梁下部工 主要事業 筑西三和線の整備推進(県筑西土木)

[2021/8/20 茨城版]
 県筑西土木事務所(深作正志所長)はこのほど、本年度の主要事業をまとめた。主なものでは、幹線道路の整備として筑西幹線道路(筑西三和線)バイパスや筑西つくば線バイパス、東山田岩瀬線バイパスなどの整備を推進する。また、筑西つくば線では養蚕橋の架け替えに向けて橋梁下部工事を進める。河川改修事業では桜川と田川を対象に河川改修を実施していく。このほか、桜川土浦潮来自転車道の舗装修繕や、県西総合公園でのテニスコート更新工事などを盛り込んだ。

 筑西幹線道路(筑西三和線)バイパス整備事業(結城市山王から粕礼)は、県西地域内の連携強化や県央地域との交流拡大、新たな物流体系構築、企業立地の促進などに寄与することを目的に整備する。

 整備にあたっては国と県、関係市町が分担して暫定2車線として整備を進めている。昨年度には結城市の鬼怒川大橋から県道結城坂東線までの約3kmを供用を開始した。現在は結城坂東線から八千代側の約400m区間の整備を進めている。

 本年度は用地取得と道路改良舗装工事を行う。全体計画は延長3089m、幅員23.5m、総事業費53億円。進捗率は96%となる。

 筑西つくば線バイパス整備事業(筑西市村田から中根)は、幅員が狭く歩道も無いことを解消するために整備を行う。このうち、つくば明野北部工業団地へのファナックの進出に伴い、05年度から下妻真壁線からつくば真岡線までの区間約1.7kmの整備を重点的に進め、13年5月に供用開始。18年3月には、その南側の下妻真壁線から筑西市中根の現道まで約2.2kmの供用を開始した。

 現在は残る北側の筑西つくば線現道(筑西市村田)からつくば真岡線までの約3.1km区間の用地取得を進めている。全体計画は延長6960m、W27m、総事業費89億円と試算。進捗率は46%となっている。

 筑西つくば線の養蚕橋(筑西市蕨から徳持)は老朽化を受けて橋梁の架け替えを進める。20年度から橋梁下部工事に着手しており、本年度も引き続き橋梁下部工事を進めていく。全体計画は延長540m、幅員14m、総事業費31億円に設定。進捗率は48%となる。

 東山田岩瀬線バイパス整備事業(筑西市宮後から桜川市国玉)では、幅員が狭く屈曲部が多いことを受けてバイパス整備を進めている。これまで筑西市区間の約5.5kmが供用を開始した。

 現在は桜川市真壁町下谷貝の用地取得と道路改良舗装工事などを進めている。全体計画は延長8280m、幅員12mで、総事業費は55億円と試算。進捗率は66%となっている。

 岩瀬二宮線バイパス整備事業(筑西市下高田から小栗)は、幅員が狭く歩道が無いことに加え、車両の相互通行に支障をきたすことを受けてバイパス整備に着手。これまでに約1.8kmで供用を開始した。

 現在は筑西市小栗の用地取得と道路改良舗装工事を進めている。全体計画は延長3000m、幅員14mで総事業費40億円に設定。進捗率は70%となる。

 桜川市道M2753号線(仮称)上曽トンネル整備事業(桜川市真壁町山尾)は、石岡市上曽から桜川市真壁町山尾間の交通の円滑化を図るためにトンネルを整備する。

 本年度はトンネル本体工事と道路改良工事、調査・設計を実施していく。全体計画は桜川市側で延長2630m(うちトンネル延長1599m)、幅員13から8m、総事業費52億円。進捗率は43%となっている。

 桜川土浦潮来自転車道は、桜川市のJR岩瀬駅を起点とし、潮来市の水郷北斎公園に至る約81kmの自転車道。このうち、同事務所管内の区間は約18kmとなる。これまでに、桜川市真壁町酒寄ちないの自転車専用道路未整備区間1.3kmの供用開始や、真壁休憩所と雨引休憩所のトイレ改修工事を実施してきた。本年度は舗装修繕工事や標識設置工事、矢羽根設置工事などを進めている。

 河川改修のうち、桜川河川改修事業(筑西市東石田から桜川市高森)では、沿川集落の被害を防止を目的とする。真壁工区の山口川合流点までの8.2kmを緊急改修区間に指定し、現在河道掘削や、築堤および橋梁・堰の改築を進めている。また、大和工区については、流下能力を高めるために羽田橋付近で樹木伐採などの工事を行う。全体計画は延長1万6500mで、総事業費約200億円と試算。進捗率は53%となっている。

 田川河川改修事業(結城市久保田から大谷瀬)は浸水被害を防止するため、本県管理区間全川が事業化した。この事業では、鬼怒川合流点からJR水戸線上流までの約2.5km区間で鬼怒川合流部の水門閉門時における田川の氾濫防止対策として、河道内貯留堤防(セミバック堤)を整備する。また、JR水戸線上流から福良橋までの約2km区間で、自己流(190立方m/s)に対応した堤防整備を行う。

 現在は樋管の設計や用地測量、用地取得を進めている。全体計画は延長4490m。進捗率は17%となる。

 男女の川流路工整備事業(桜川市真壁町羽鳥)は、豪雨時に河岸の浸食や転石が頻繁に発生することを解消するため、流下能力の向上と、土石流対策として河岸・河床の安定を図るために流路工を進めている。全体計画は延長210m、で総事業費は1.4億円に設定。進捗率は59%となる。

 県西総合公園では、施設の老朽化を受けて、長寿命化計画をもとに施設の改修工事を進めている。本年度はテニスコートの更新工事を実施する。進捗率は10%となっている。

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