前川で橋梁架替 主要事業 牛堀麻生BP整備を推進(県潮来土木)

[2021/8/24 茨城版]
 県潮来土木事務所所(栗林俊一所長)はこのほど、21年度の主要事業をまとめた。本年度は国道355号牛堀麻生バイパスや都市計画道路3・3・9号宮中佐田線の整備事業を推進する。このほか、「前川かわまちづくり計画」に基づき、前川での橋梁下部工(市道橋の架け替え)や河道拡幅のための用地取得を行う。また、砂浜の回復などを目的とした鹿嶋・波崎海岸侵食対策事業などにも取り組む。

 国道355号牛堀麻生バイパスは、交通の円滑化や緊急輸送道路ネットワーク機能を確保するため、鉾田工事事務所と一体的に進めている。現在は全体計画のうち国道51号から行方市麻生地内までの約5000m区間において復興予算を活用してバイパス整備を優先して実施している。

 本年度は、同事務所が担当する2500mのうち延長1300m区間を対象に、道路改良工事や舗装工事などを行う。全体計画は、延長1万0860m、幅員25/14m(暫定2車線12.5/7m)。このうち復興区間は5000m(同事務所は2500mのうち1200mが暫定2車線で供用済み)。総事業費は約180憶円を試算した。

 都市計画道路3・3・9号宮中佐田線は、鹿嶋市の中心市街地を南北に縦断し、国道51号バイパスや国道124号バイパスなどを結ぶ都市計画道路。1992年度から事業に着手し工事を進めてきたが、東日本大震災以降の2012年度からは復興予算を活用して重点的に整備を進めている。

 本年度は、佐田工区において市道橋の上部架設工事や道路改良舗装工事を実施する。全体計画は、延長1955m(このうち宮中工区の1412mは供用済み)、幅員22/13mで、総事業費は約120憶円となる。

 深芝浜波崎線は、通学児童の安全確保や緊急輸送道路ネットワーク機能を確保するため、復興予算を活用して現道拡幅工事(幅員14/6.5m)を実施。昨年度までに約2760m区間の整備を完了し、残る未整備の約4700m区間の整備を進めている。本年度は、植松交差点から南側の約960m区間を対象に用地補償を実施する。

 前川は潮来市内を流れ、河岸にはあやめ園、同河川に架かる十二の橋を巡る観光遊覧船が運航するなど、水郷筑波国定公園の指定を受けている。現在は、潮来市と共同で策定した「前川かわまちづくり計画」に基づき、流下能力不足区間の河道拡幅及び景観や環境に配慮した川づくりを進めている。

 本年度は、橋梁下部工(市道橋の架け替え)や河道拡幅のための用地取得を実施。全体計画は、延長3120mで、総事業費約20億円を試算。

 鹿嶋・波崎海岸では、河川からの供給土砂が減少したことや、港湾などの大規模構造物により沿岸にある砂の移動が遮断されたことなどにより砂浜の侵食と堆積地域が偏在するようになった。このため、ヘッドランドと養浜を組み合わせた侵食対策を実施している。

 本年度は、粗粒材養浜工1万2000立方mを実施する。全体計画は、ヘッドランド11基、養浜工一式などで、総事業費約125憶円を試算した。

 このほか、主要地方道成田小見川鹿島港線の常陸利根川を渡る延長375mの息栖大橋において、緊急輸送道路ネットワークを確保するために策定した「復興みちづくりアクションプラン」に基づき、耐震化を実施している。

 本年度は、P1及びP2の柱部の巻き立て補強工事、P1からP8の梁部の補強工事を行う。18年度から耐震化事業を進めており、総事業費は約22億円を試算している。

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