22年度に改修工事 小中一貫校基本構想を公表(五霞町)

[2021/8/26 茨城版]
 五霞町はこのほど、「町立小学校統合および小中一貫教育学校施設整備基本構想」を公表した。基本構想によると、小学校校舎棟は既存の五霞西小学校を改修して対応する。また、小学校校舎棟と中学校校舎棟を渡り廊下でつなげるほか、バリアフリー用のエレベーター設置などを盛り込んだ。町は基本構想の策定を受けて、基本・実施設計業務に着手する。同業務は9月2日に指名競争入札での執行を予定。21・22年度の2カ年で基本・実施設計を策定し、22年度から改修工事に着工。24年4月の開校を目指す。

 この事業は児童・生徒数の減少への対応や教育環境の充実を図るために、小学校の統合と小中一貫教育を計画。五霞西小学校と五霞東小学校を統合して新たな小学校とし、五霞西小学校の施設を利用するとともに、隣接する五霞中学校を有効活用して隣接型小学校・中学校の形態による小中一貫教育を目指すもの。

 今回公表となった基本構想では、主な整備内容を、▽現在の五霞西小学校の既存施設を改修する▽小学校の普通教室は小学校校舎内に配置し、家庭科室、理科室などの一部特別教室は中学校の教室を共用する▽バリアフリー用のエレベーターを設置する▽中学校と渡り廊下でつなげて施設を有効活用し、円滑な小中一貫教育を図る▽中学校の武道場2階を相互の多目的スペースとして共用する▽現在使用していないプールなどの施設は解体する▽グラウンド、駐車場、フェンスなどの外構工事を行う▽校舎改修のために仮設校舎を建て、工期を短く、少ない移動回数により子どもたちの負担を軽減する──などとする。なお、基本構想は須藤隆建築設計事務所(土浦市)で策定した。

 小中一貫教育学校整備の際には、五霞西小学校の敷地2万0457平方mと、五霞中学校の敷地3万9999平方mを活用する。このうち、五霞西小学校の校舎棟は、1972年に建設し、2000年に大規模改修工事を実施してきた。構造はRC造で、校舎棟はA棟が3階建て、B棟が2階建て、延べ2826平方m、体育館は792平方mとなる。

 校舎棟は老朽化を受けて改修工事を実施する。また、施設をこのまま使用すると、児童数の増加などで教室が不足するため、一部増築工事も実施していく。増築後の校舎棟は延べ面積2902平方mを見込む。

 また、五霞中学校の普通教室棟は04年に改築。特別教室棟は1976年に建設し、2002年と20年に大規模改修工事を実施している。

 基本・実施設計は9月2日に指名競争入札での開札を予定する。入札には7者が参加予定となる。事業費については補正予算で5000万円を確保している。

 町では24年3月に小学校2校を閉校し、24年4月に新小学校を開校させ、同時に小中一貫教育を開始する考えだ。

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