本体工事に8億円 道の駅基本設計がまとまる(常総市)

[2021/8/27 茨城版]
 常総市はこのほど、道の駅常総の基本設計が策定したことを明らかにした。道の駅本体の構造・規模はS造2階建て、延べ1955平方m程度となる。想定工事費は本体工事が約8億円、外構その他工事に約2、3億円程度に設定。外観コンセプトは、周囲の主要道路からアイキャッチとなるようなランドマークとして整備する。また、建設地の盛土や本体施設の2階建てへの変更などの浸水対策を実施し、防災拠点機能も強化していく。本年度はこれから実施設計に着手し、年度内に策定する。建築工事は22年度に着工し、23年3月の供用開始を目指す。

 道の駅整備は、市が進めているアグリサイエンスバレー構想の取り組みのひとつとして行う。建設場所は圏央道常総IC周辺地域整備事業地域62haのうち、国道294号東側の土地区画整理事業30.7haの北側エリア約2haの敷地を使用する。なお、基本・実施設計はAIS・須藤隆・景観設計JVが担当している。

 基本計画によると、道の駅を「農業を活かしたまちづくりの拠点施設」と位置付け、地域全体で農業の6次産業化に向けた取り組みを中心に、地域企業や公共施設と連携し、市内の地域地域資源が相互に繋がるネットワークを形成することで、地方創生に向けた拠点づくりを目指していく。

 この目的の実現のため、整備コンセプトは「常総市の強みを活かした賑わいの場づくり」に設定。整備方針では、▽アグリサイエンスバレー構想における農業生産物および加工品の販売拠点▽情報発信と交流人口拡大に向けた拠点づくり▽防災機能を持つ道の駅──を盛り込んだ。

 整備手法は一体型を予定し、整備・管理運営手法には指定管理者による公設民営方式を採用。市担当分の総事業費は18億円に設定。このうち、想定工事費は建物が約8億円、外構などその他工事費は約2~3億円程度を想定している。

 今回公表した基本設計では、約2haの敷地内に道の駅本体と障がい者用駐車場を新築する。施設の構造・規模は道の駅本体がS造2階建て、延べ1955平方m、障がい者駐車場がS造平屋203平方m。駐車台数については、大型車48台と小型車114台、障がい者用(おもいやり駐車場兼用)4台、EV車用2台を確保した。

 外観コンセプトでは、建設地が常総ICと国道294号に隣接し、常総市の玄関口といえることから、アイキャッチとなるようなランドマークとしての道の駅を目指した。周辺環境への配慮として、田園風景になじむような水平ラインを基調としてデザインを採用。また、民間集客施設をはじめとする周辺施設と一体的な賑わいや繋がりが感じられる外観とした。

 利便性では、北西側のメインエントランスには障がい者用駐車場への連続した屋根を設け、雨に濡れずにアクセスできる計画となっている。

 このほか、防災対策としては、建設地が想定浸水区域内に位置することを受け、敷地全体で高さ1.5mの盛土を実施し、建設地は国道294号と同じ高さとなった。加えて、本体施設の建設場所ではさらに盛土を行うとともに、施設を平屋から2階建てに変更し、防災拠点としての機能も強化している。

 進捗状況については現在、常総市常総インターチェンジ周辺地区土地区画整理組合から用地の取得を実施。今回の基本設計策定を受けて、今後は実施設計に取り組む。本年度中にも実施設計を策定し、22年度から本体工事に着手する。供用開始時期は23年3月末になる見込みだ。

 なお、関連事業である民間集客施設の整備については、「圏央道常総IC周辺地域整備事業」の業務代行者である戸田建設(東京都中央区)が進めており、計画がまとまり次第、公表する予定だという。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.