筑西に産廃処理施設 第2回県都市計画審議会を開催

[2021/9/8 茨城版]
 県都市計画審議会(会長・中川喜久治県商工会議所連合会副会長)は3日、県開発公社で本年度の第2回審議会を開催した。今回は付議案1件を審議。筑西市における廃棄物処理施設の敷地の位置に関する都市計画上の支障の有無(建築基準法第51条)を「支障なし」と決定した。この内容は同日付で県知事に答申している。なお、審議会は新型コロナウイルの感染拡大防止対策として、オンライン会議を併用しての開催となった。

 今回の付議案では、筑西市内の建設会社アロウズ(新井達夫代表取締役)から筑西市内に廃棄物処理施設新築の申請あったことを受け、その敷地の位置に関する都市計画上の支障の有無について審議した。

 アロウズは土木工事を主とした建設業を営んでいる。同社はこれまで、工事で発生したがれき類の処理について、他業者に委託していた。今回自らがれき類破砕処理施設を整備することで、自社工事の建設廃棄物処理のリサイクルや、再生砕石の調達など、経営の合理化を図っていく。

 また、施設内には太陽光パネル破砕処理施設も新設する。太陽光パネルの処理施設は全国でも数が少なく、本県では当該施設が2施設目になるという。

 建設場所は筑西市寺上野字北中割1218-1とし、敷地面積は約9997平方m。内部には事務所(木造2階建て延べ132平方m)や試験室兼休憩室(S造平屋51平方m)、車両整備棟(S造平屋80平方m)、太陽光パネル破砕施設(S造平屋1133平方m)、ジョークラッシャー棟(S造平屋68平方m)、インパクトクラッシャー棟(S造平屋33平方m)、スクリーン棟-1(S造平屋38平方m)、スクリーン棟-2(S造平屋52平方m)を配置。施設の合計床面積は約1590平方mとなる。

 処理能力はがれき類破砕処理施設が1日あたり688tとし、太陽光パネル破砕処理施設が1日あたり23.5tの機械を2基配置する。

 審議では、周辺地域の説明や対象施設の概要、浸水想定区域、排水処理計画、廃物の処理工程、搬入搬出ルート、周辺交通への影響、生活環境影響などについて確認し、いずれも支障なしと判断した。また、筑西市の都市計画マスタープランにおいて支障となる土地利用構想ではなく、筑西市長からも計画上支障はないとの意見が出ている。

 廃棄物処理施設新築については、廃棄物の有効利用とごみの減量化に寄与することを指摘し、騒音や振動などに対する環境保全対策を講じていることを評価した。

 審議した内容のうち、搬入搬出については、建設地に隣接する市道(明6-0004号線)から県道下妻真壁線を経て、国道294号に至るルートを想定している。なお、市道については幅員が狭いことを踏まえ、下妻真壁線に接続するまでの区間で車道拡幅6.2mを行う。拡幅工事については、アロウズが負担することになる。

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