中丸川で河川改修 主要事業 那珂・大宮BPを推進(県常陸大宮土木)

[2021/9/9 茨城版]
 県常陸大宮土木事務所(石川博章所長)はこのほど、本年度の主要事業をまとめた。道路整備では、国道118号那珂・大宮バイパスや国道245号ひたちなか市・東海村4車線拡幅、国道123号御前山バイパスなどを推進する。河川では中丸川と玉川の河川改修工事を行う。このほか、大栗沢での渓流保全工や下小川橋の耐震補強工事などを盛り込んだ。

 道路整備のうち、国道118号那珂・大宮バイパス整備事業(常陸大宮市・那珂市)は、4車線のバイパス整備を行う。水戸市から常陸大宮市間の慢性的な渋滞と行楽シーズンの那珂ICから奥久慈方面の渋滞緩和、緊急輸送道路の強化などが目的となる。

 本年度は用地補償と道路改良舗装工事、路線測量などを行う。全体計画は延長8300m、幅員28m、総事業費は226億円と試算。進捗率は20年度末で61%となる。

 国道245号ひたちなか市・東海村4車線拡幅整備事業(ひたちなか市・東海村)は慢性的な交通渋滞解消や常陸那珂開発の支援、緊急輸送道路強化のため、現道の4車線拡幅を行う。

 本年度は橋梁工事と道路改良舗装工事を実施する。このうち、橋梁工事では新川橋上り車線架け替え、宮前橋架け替え、村松橋架け替えを予定。全体計画は延長1万5060m、幅員22から25m、総事業は157億円に設定。進捗率は98%となる。

 国道123号御前山バイパス整備事業(常陸大宮市野口)では、水戸土木事務所管内の那珂川大橋の架け替えに伴い、常陸大宮土木事務所管内の900m間について、昨年度からバイパス事業を進めている。本年度は地質調査と構造物詳細設計を実施する予定。全体計画は延長900m、幅員12m。進捗率は1%となっている。

 河川整備のうち、中丸川改修事業(ひたちなか市)では、洪水時における河川氾濫による家屋の浸水や、田畑の冠水などによる農作物への被害を防ぐため、調節池計画を含めた河道改修を進めていく。

 本年度は排水樋管工事や調節池河道付替工事、調節池洪水吐施設工事、用地買収を行う。全体計画は河川改修7600m(本郷川1200m含む)、調節池14.3haで、総事業費は112億円となる。進捗率は67.5%となり、河道3.8km(本郷川0.2km含む)が概成している。

 玉川河川改修事業(常陸大宮市)では、沿線の市街化に伴う浸水被害の軽減を図るため、国道118号に架かる玉川橋から上流区間の整備を進めている。本年度は河川改修工事を実施する。全体計画は河道改修6000m、総事業費は48億円と試算。進捗率は90.2%で、河道5.1kmが概成している。

 通常砂防事業大栗沢(常陸大宮市)では、流域内に多量の不安定砂や倒木が堆積しており、集中豪雨などで土石流が発生して被災のおそれがあることから、被害防止に向けて整備を進めている。本年度は渓流保全工を予定。全体計画は堰堤工1基と渓流保全工、管理用道路工、総事業費は3億円。進捗率は100%で、堰堤工が完成し、渓流保全工が一部完成となっている。

 橋梁の耐震事業では、本年度に下小川停車場線の下小川橋で耐震補強工事を実施する。全体計画は30橋。進捗率は93%で、これまでに28橋の耐震補強工事が完了した。

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