貝谷橋で下部工 主要事業 牛堀麻生BP整備を推進(県鉾田工事)

[2021/9/11 茨城版]
 県鉾田工事事務所(鈴木愼一所長)はこのほど、本年度の主要事業をまとめた。道路整備では災害時に緊急輸送道路として重要な役割を担う国道355号牛堀麻生バイパスや大洗友部線箕輪地区の整備を行う。河川整備では、浸水対策として巴川で貝谷橋の橋梁下部工事や河川改修を推進する。このほか、旭海岸での養浜工事や急傾斜での土砂災害を防止対策工事などを盛り込んだ。

 道路整備のうち、国道355号牛堀麻生バイパス整備事業は、国道51号から国道6号までの渋滞解消や、行方市麻生地内にある現道の狭あい対策などを目的に行う。さらに、第一次緊急輸送道路として、国道51号から行方麻生区間のバイパス整備を進めている。

 本年度は行方市区間で用地補償と道路改良舗装工事、潮来市区間で道路改良舗装工事を行う。全体計画は延長10.8km、幅員25/14m、総事業費は140億円と試算した。進捗率は20年度末で73%(用地98%)となっている。

 水戸神栖線道路整備事業では、行方市内において車道の線形が現在の規格を満たしていない箇所や歩道が整備されていない箇所があることを受けて整備を行う。工事は道路改良や歩道設置などを進めていく。

 同事業のうち、手賀地区(行方市手賀)では本年度に用地補償を行う。全体計画は延長2300m、幅員15/6.5m、総事業費は6.5億円に設定。進捗率は19%(用地44%)となる。

 井上藤井地区(行方市井上藤井)では本年度に用地補償と道路改良舗装工事を実施する。全体計画は延長1300m、幅員15/6.5m、総事業費6億円と試算。進捗率は88%(用地100%)となっている。

 大洗友部線道路整備事業は、鉾田市箕輪地区内の現道において、道路法線が2カ所直角に屈曲し、歩道もないことを受けてバイパス整備を行う。本年度は道路改良舗装工事を実施する。全体計画は延長1km、幅員10/6m、総事業は11億円となる。進捗率は82%(用地100%)となる。

 巴川河川広域河川改修事業では、河川断面が狭小のため、大雨時に浸水被害が発生していることを受けて対策を行う。具体的には流下を阻害する橋梁の架替を進めるとともに、下流から河道掘削と堤防整備を行う。

 本年度は貝谷橋での橋梁下部工事と地盤改良工事、用地補償を実施する。全体計画は河川改修工事4840m、総事業費は41.6億円に設定した。進捗率は87%となっている。

 海岸浸食対策事業は、鹿島灘海岸の侵食を受けて、砂浜の維持・安定化を図るためヘッドランドと養浜工事をあわせた工法で侵食防止に努める。また、砂浜の後退が見られる鉾田海岸では、地元の意見を考慮しながら工法の検討を進めている。

 本年度は旭海岸で荒粒材養浜工事を行う。全体計画はヘッドランド15基、養浜159万立方m、総事業費は215億3000万円と試算。進捗率は32%(ヘッドランド15基、養浜工24万8000立方m)となっている。

 急傾斜地崩壊対策事業では、がけ崩れのおそれのある危険箇所の崩壊対策を進めている。また、崩壊対策工事とあわせ、危険性のある区域の明確化や警戒避難体制の整備といったソフト対策の充実のため、土砂災害警戒区域等の指定見直しを進める。

 本年度は行方市山田地区と鉾田市七軒町地区ほか3カ所で対策工事を実施する。危険区域(要対策)は99カ所(鉾田36カ所、行方63カ所)で、進捗率は63%(62カ所概成)となる。

 鹿島灘海浜公園事業では、県民のニーズに対応した広域公園として整備を進める。本年度はボードウォーク更新工事を行う。第1期事業は27haが対象で、総事業費は53億円となる。進捗率は100%で、供用開始済は20.6haとなっている。

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