浅川で天端保護工 主要工事 常陸太田東 整備を推進(県常陸太田工事)

[2021/9/22 茨城版]
 県常陸太田工事事務所(木村政美所長)はこのほど、本年度の主要事業をまとめた。幹線道路の整備では、国道293号常陸太田東バイパスや国道461号水府里美拡幅、常陸太田市道0139号線などの整備を推進する。河川改修では浅川で天端保護工やのり尻補強工事を行う。このほか、既設橋梁の耐震補強事業として日立笠間線機初橋の耐震補強工事やほか4橋梁での耐震補強設計などを盛り込んだ。

 幹線道路整備のうち、国道293号常陸太田東バイパス整備事業では、瑞龍町から増井町区間でバイパス整備を行っている。これは現道が市街地の中心部を横断し幅員が狭く屈曲しており、交通に支障をきたしていることから、課題解決に向けて実施するもの。

 本年度は用地買収や橋梁上・下部工事(仮称・増井跨道橋)、函渠工、道路改良舗装工事などを行っている。全体計画は延長8990m、総事業費は約214億円と試算。進捗率は20年度末で70%(進捗率は事業費ベース、5180m部分供用済)となっている。なお、8月末には橋長221mの「なごおはし」を含む440m区間が部分供用した。

 国道461号水府里美拡幅事業では、常陸太田市下高倉町から折橋町区間で整備を行っている。対象区間は、大型車両の通行が困難なほど幅員が狭小で屈曲しており、交通の支障となっている。そこで1999年度から事業に着手し、2016年度までに上高倉町から下高倉町までの縦軸3800mが供用開始。17年度から下高倉町から折橋町までの横軸3400mの工事に着手し、現在は北沢トンネルの工事を進めている。

 本年度はトンネル工事(設備工事、舗装工事)や道路改良舗装工事、道路付属物設置工事などを行う。全体計画は延長7200m、総事業費は約121億円となる。進捗率は100%(進捗率は事業費ベース、縦軸全区間を含む5220m部分供用済)となった。なお、北沢トンネルを含む横軸2300m区間については、今秋の供用を目指している。

 常陸太田市道0139号線整備事業では、日立市金沢町から常陸太田市幡町区間で整備を行う。同線は日立市と常陸太田市を結ぶ幹線道路として、常陸太田市が事業主体となり、整備を行う。県は18年度から調査・設計と工事などの業務を市から受託している。

 本年度から現地工事に着手しており、橋梁下部工事や道路改良工事、環境調査、仮設道路詳細設計、常陸太田市施行の用地買収などを予定する。全体計画は延長5110mとなっている。

 河川改修では、浅川で総合流域防災事業として河川改修などを行う。この事業は副堰橋(常陸那珂港山方線)から浅川橋(国道293号)の区間2600mについて、治水上の安全確保に加え、自然豊かな河川環境の形成、美しい水辺風景の形成、安らぎのある水辺空間の形成を目的に事業を進めている。

 本年度は副堰橋から久慈川合流部までの天端保護工やのり尻補強工などを行う。総事業費は約27億0800万円。進捗状況は50.5%(事業費ベース)となる。

 橋梁の耐震化事業では、既設橋梁の耐震補強を進める。対象となるのは、地震時における救急活動や緊急物資の輸送などに重大な影響を与える橋梁のうち、緊急輸送道路で対策の必要な橋梁とする。同事務所管内では国道349号三才跨線橋など55橋となる。

 本年度は機初橋の耐震補強工事に加え、そのほか4橋で耐震補強設計を実施。進捗状況は78.2%で、43橋の耐震補強工事が完了となっている。

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