こども園改築へ 設計プロポの手続きが開始(筑西市)

[2021/10/8 茨城版]
 筑西市はこのほど、「認定こども園せきじょう整備事業設計業務委託」に係る公募型プロポーザルを公示した。委託料限度額は税込8811万円とし、新園舎建設と既存施設解体工事の基本・実施設計を委託する。履行期限は22年11月30日に設定した。参加表明書の提出は26日まで受け付ける。優先交渉権者の特定は11月26日に通知する予定だ。建設工事や解体工事などの事業費は約12億円を想定。順調に行けば23年度から新園舎の改築工事へ着手する見通しとなっている。

 今回のこども園改築は施設の老朽化を受けて、園舎2棟を集約して経済的効率や安全の確保を図るもの。せきじょうは黒子地内の谷和原筑西線沿いにあり、敷地1万5275平方mの中には旧幼稚園園舎(北園舎)と旧保育所園舎(南園舎)が立地する。これを整備当時のまま利用し、幼保連携型認定こども園としてゼロ歳児から5歳児の保育を行っている。ゼロから3歳児は南園舎、4から5歳児は北園舎を使用しているが、園舎間が離れており、安全性や利用効率などの点が課題であった。改築にあたっては、これらの課題を解消した施設として整備する。

 新園舎は北園舎を解体した跡地に建設する予定。整備後も駐車場として利用する東側駐車場4688平方mを除いた計画予定地の面積は1万0587平方m。内訳は南園舎・園庭が3633平方m、北園舎が2309平方m、運動場・西側駐車場が3397平方m、旧黒子小学校プールが1248平方mとなる。プールは東駐車場の北側にあり、黒子小学校の統合後は幼稚園でプールを使用していた。

 新施設の定員は250人、建物の延べ面積は約2000平方mを想定。内部には保育室11部屋のほか、多目的室、子育て支援室、遊戯室、厨房、管理諸室などを設ける。建設工事と解体工事などの想定事業費は約12億円を投じる。

 今回のプロポーザルでは、新園舎の建設工事と既存建物等の解体工事に係る基本・実施設計を委託する。委託料限度額は税込8811万円とし、内訳は基本設計が2724万9600円、実施設計が6086万0400円となっている。解体の対象となるのは、北園舎(RC造平屋、1126平方m、1988年建設)と南園舎(RC造平屋、1558平方m、90年建設)、プール・プール付属室(576平方m、74年建設)。整備方針は安全・安心に過ごせる園舎と、敷地全体を活用して子どもたちが活動できるような連続性や回遊性に配慮した魅力あふれる園庭などを備えた施設とする。

 参加資格は、「建築関係建設コンサルタント業務」の認定を受け、建築士法に基づく一級建築士事務所に登録されていること。茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、栃木県に本店、支店または営業所を有することなどが条件となる。なお、過去に延べ1000平方m以上の施設において設計業務の実績が求められる。

 募集要項などに対する質問の受付は8日午後5時までとし、図面などの閲覧は13日までとする。参加表明書などの提出は26日まで受け付ける。

 業者の選考は二段階方式で行い、選定委員会で審査する。書類審査による一次審査は、応募者のなかから上位3者程度を選んで11月8日に通過者へ通知。プレゼンテーションとヒアリングによる二次審査は17日に実施し、優先交渉権者と次点交渉権者を選定し、26日に通知する予定だ。

 事業のスケジュールは、21~22年度で設計を策定し、設計がまとまり次第に北園舎などの解体工事に入る。23年度には新園舎の建設工事を実施して、完成後に南園舎の解体工事、24年度には園庭などの整備工事を行う予定だ。なお、工事中は南園舎を使用して対応する考えだ。

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