4園でパークPFI 公園再整備計画案を公表(五霞町)

[2021/10/28 茨城版]
 五霞町はこのほど、「魅力ある公園再整備計画案」を公表した。計画案によると、町内19カ所の都市公園などを対象として公園の現況と課題を洗い出すとともに、効果的に再整備を進めていく。その際には「おでかけ公園」と「おさんぽ公園」に分けて、それぞれの取り組み内容を明示。また、パークPFIの活用に向けて、参入意向のあった童夢・ごかみずべ・ごかみらいの3つの公園のほか、利根川レクリエーション公園の4公園で導入を目指していく。町では9月に実施したパブリックコメントの意見を取り入れて検討を行い、年度内にも計画を策定する見通しだ。

 この計画は、施設の老朽化と住民ニーズの移り変わりに伴い、公園に求められる役割や機能が変化していることを受けて公園の再整備を行うもの。まちの活力と個性を支える公園のあり方について検討を行い、既存公園をできる限り活用しながら町全体の魅力を向上し、町外の人々を呼び込める拠点の整備や適切な管理により、魅力的で地域に親しまれる公園づくりを目指している。

 対象となる19公園は、全体の約7割が整備から20年以上経過しており、30年以上が10カ所、20-29年が4カ所ある。また、ほとんどの公園が町の南側に立地している。特に市街地の原宿台地区に集中しているため、誘致圏も複数重なっている状況にある。

 計画案では「今ある資源を最大限に活かした、行きたくなる公園づくり・人が集まる公園づくり」を基本理念とし、実現のために▽施設の老朽化対策▽繁茂した植栽や景観への対応▽時代のニーズへの対応──の3つの課題に取り組んでいく。

 その際には効果的に再整備を進めるために、町内の公園を目的別に「おでかけ公園」と「おさんぽ公園」の2つに分類して整備に取り組む。

 このうち、「おでかけ公園」は町内外の人々の交流人口の増加を目標に、再整備のためのテーマを設けて実施する。民間事業者のアイデアやマネジメントのノウハウを導入するパークPFIを活用した大規模な改修により、積極的な投資を行って魅力の向上を図る。ターゲットは「町民はもとより、観光やレジャーで町を訪れる人」とし、民間事業者への意向調査の結果、活用の可能性が高かった童夢公園・ごかみずべ公園・ごかみらい公園のほか、広域レクリエーション施設の一つとして位置づけられている利根川レクリエーション公園を併せた4公園を対象とする。

 「おさんぽ公園」は「公園の周辺で暮らす住民や、近隣の企業で働く人」をターゲットとし、おでかけ公園4カ所以外の15公園を対象とする。

 童夢公園は、元栗橋の権現堂川に面した公園で、桜の季節には多くの人が訪れる観光スポットとなっている。緑道はヘルスロード(桜並木と水辺ウォーキング)に指定されている。今後は美しい景色と居心地の良さを自慢とする、町を代表する公園づくりを目指す。

 ごかみずべ公園は江川地内に位置し、芝生広場やグランドゴルフ場がある多目的公園で、敷地東側の道路はヘルスロード(こぶしの花コース)に指定。活用方針は自然に親しみながら憩いの場や健康増進の場として利用するほか、大規模イベントが開催できる公園として再整備する。

 ごかみらい公園は、ごかみらい工業団地内の県道268号と圏央道に挟まれた公園で、春には芝桜が色鮮やかに咲き誇る新しい公園。五霞インターチェンジ周辺の変化とともに、成長する公園づくりを目指していく。

 利根川レクリエーション公園は、山王地内の利根川の堤防上に立地する公園。サイクリングロードとヘルスロード(こぶしの花コース)に接している。近接する中の島公園や情報・防災ステーションごかとの一体的利用を検討する。

 町では計画案をもとに検討を進め、22年度以降に具体化を図っていく。

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