成田町に歩道設置を 大洗友部線 同盟会が土木部に要望

[2021/11/13 茨城版]
 主要地方道大洗友部線改良促進期成同盟会(会長・山口伸樹笠間市長)はこのほど、県庁を訪れて、仙波義正土木部長に大洗友部線の整備促進を求める要望書を手渡した。要望では、同線の計画的な整備の推進と来年度予算での事業費の確保を盛り込んだ。具体的には大洗町成田町での歩道設置や鉾田市箕輪地区でのバイパス整備など、5カ所での整備を早期に実施することを求めた。これに対して県は、要望箇所の整備状況を説明するとともに、引き続き市町村と連携して整備を促進していく考えを示した。

 この期成同盟会は、笠間市と大洗町、鉾田市、茨城町で構成し、大洗友部線の整備促進を目的としている。当日は山口会長と國井豊大洗町長、岸田一夫鉾田市長、佐久間洋茨城町都市建設部長らが県庁を訪れて、仙波部長に対して要望活動を行った。

 大洗友部線は2市2町を東西に結ぶ総延長約33kmの主要地方道路。同線は国道51号と国道6号、国道355号に接続する重要な幹線道路であるとともに、東関東自動車道や常磐自動車道、北関東自動車道に至るアクセス道路として大きな役割を担っている。さらに、災害時などの緊急輸送道路として、重要な路線となる。

 これまで、この路線は整備要望に対して各地区で整備が進められてきた。しかし、一部区間において幅員狭小や屈曲、歩道未設置などの改善が必要な箇所が残っていることから、例年同盟会では所用の道路整備費を確保して整備を促進するよう要望している。

 要望にあたり、同盟会を代表して山口会長があいさつに立った。山口会長は県が同線の整備を積極的に進めていることに感謝の意を表する一方、課題が存在することを指摘し、「広域幹線道路としての機能を十分に果たせるよう改修の促進をお願いしたい」とあいさつして、仙波部長に要望書を手渡した。

 同盟会の要望箇所は5カ所となる。このうち、大洗町は成田町の延長890m区間への歩道設置の早期事業化を要望。同線が南小学校や南中学校の通学路となっているため、危険解消のためにも早期の事業化を求めた。

 鉾田市は箕輪地区で、県道下太田鉾田線との交差点部など延長1000mのバイパス整備の早期完成を要望。茨城町は海老沢・神宿・駒場地区の延長2800mの現道拡幅の早期事業化と、小鶴・越安・蕎麦原・駒渡地区で整備中の延長3130mのバイパスの早期完成を求めた。

 笠間市は、橋爪地内の延長550mの交差点改良を要望。並行して流れる涸沼川の河川改修や交差点箇所に位置する国道355号宍戸橋の架け替えと連動した、交差点改良の早期完成を求めた。

 これに対し、県は事業箇所の状況を説明。大洗町成田町の歩道設置については事業に着手し、現在は測量と設計を進めている段階にあるという。

 鉾田市箕輪地区のバイパス整備は、昨年度に埋蔵文化財調査を実施した箇所で切土や排水溝工事を進めている。その後、改良基礎工事に着手する計画となる。

 茨城町の海老沢・神宿・駒場地区については、海老沢から神宿の延長900m区間で事業が開始しており、圃場整備の状況を見ながら進めていく考え。小鶴・越安・蕎麦原・駒渡地区のバイパスについては、茨城中央工業団地から茨城町運動公園までの1.3kmで用地取得が完了し、全区間で道路改良工事を実施。残る東側の1.8kmでは用地買収を進めており、8月時点で93%の進捗となっている。本年度は地盤改良工事や道路改良舗装工事を進めるとともに、残りの用地を買収する計画だと説明した。

 笠間市の橋爪地区については、これまでに東側380m区間の整備が完了。残りは宍戸橋架け替えに係る区間となっており、本年度から橋梁架替に向けた用地買収に着手したという。

 最後に仙波部長は整備の必要性に理解を示すとともに、予算確保に向けて中央への要望を実施していく必要性を指摘したうえで、「まずは事業化した箇所から着実に進めていきたいと考えている。今後も連携して事業を進めることにより、整備の促進を図りたい」などと述べた。

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